研究課題/領域番号 |
15591747
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
産婦人科学
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研究機関 | 香川県立保健医療大学 (2004-2005) 島根大学(医学部) (2003) |
研究代表者 |
秦 幸吉 香川県立保健医療大学, 保健医療学部, 教授 (70180875)
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研究期間 (年度) |
2003 – 2005
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研究課題ステータス |
完了 (2005年度)
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配分額 *注記 |
3,300千円 (直接経費: 3,300千円)
2005年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
2004年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
2003年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
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キーワード | epithelial ovarian cancer / Angiopoietin-1 / Angiopoietin-2 / in site hybridization / mRNA expression / Tie2 / Immunohistochemistry / VEGF / real-time quantitative RT-PCR / angiogenesis / prognosis / RT-real time PCR / Taxol / antivascular therapy |
研究概要 |
Angiopoietin-1(Ang-1)、Angiopoietin-2(Ang-2)は血管内皮細胞に特異的に存在するtyrosine kinase receptor Tie2のligandである。腫瘍においてAng-1に対するAng-2の高発現は血管の不安定化を来たし、Vascular endothelial growth factor(VEGF)存在下では血管新生が促進され、VEGF非存在下では血管新生が阻害されると報告されていて、Angiopoietin/Tie2 signaling-VEGF systemは腫瘍における血管新生のinitial stepであることが最近明らかとなっている。 16年度はAngiopoietin/Tie2 system、VEGFの卵巣癌の予後に対する影響について検討した。17年度はAng-1、Ang-2、そしてその共通のreceptorであるTie2の発現について、卵巣癌において検討した。Ang-1、Ang-2はTie2の細胞内発現についてin site hybridizationおよび免疫組織学的染色を行った。Ang-1、Ang-2卵巣癌細胞、腫瘍組織の問質に存在する血管内皮細胞で産生されていることが判明した。また、Tie2は腫瘍組織の間質に存在する血管内皮細胞に局在していた。よって、卵巣癌において、Ang-1,Ang-2は、血管内皮細胞に存在するそのreceptorであるTie2にparacrine、autocrineに作用することが考えられた。
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