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胎盤特異的転写因子GCMa/1は胎盤の発達、維持機構にどのように関与するか?

研究課題

研究課題/領域番号 15591786
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 産婦人科学
研究機関藤田保健衛生大学

研究代表者

小川 久光  藤田保健衛生大学, 医学部, 教授 (80101658)

研究分担者 杉浦 真弓 (小笠原 真弓 / 杉浦 真弓(小笠原 真弓))  名古屋市立大学, 医学部, 助教授 (30264740)
山田 和代  藤田保健衛生大学, 総合医科学研究所, 講師 (90080217)
研究期間 (年度) 2003 – 2004
研究課題ステータス 完了 (2004年度)
配分額 *注記
3,500千円 (直接経費: 3,500千円)
2004年度: 1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
2003年度: 1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
キーワードGCMa / 1 / 胎盤 / 転写因子 / モノクローナル抗体 / 妊娠中毒症 / GCMタンパク質
研究概要

Glial cell-missing (GCM)遺伝子はキロショウジョウバエの神経系のグリア細胞分化決定の最初の調節因子の遺伝子である。哺乳類では2種類のホモログが同定されている。そのうちの1つ,GCMa/1は胎盤にのみ発現する転写因子である。この因子は胎盤のsyncytiotrophoblastへの分化に必要である。GCMa/1の欠損が胎盤の発育不全による胎生致死となる。
基礎的なツールとしてマウスモノクローナル抗体の作成を試み,大腸菌や昆虫細胞に強制発現させたhGCMa/1を認識する2クローンを得た。この抗体はWestern blottingでヒトとマウスの胎盤内因性のGCMa/1を認識した。
GCMのニワトリのオーソログ(chGCM)をクローニングした。chGCMはニワトリの胚発生の時期に一過性にのみ発現し,しかもその発現は胚外組織に限定されていた。他の種のGCMタンパク発現との比較のために,成鶏の種々の臓器でのchGCMの発現をRT-PCR法で調べた。出生後,マウスでは発現臓器として甲状腺が報告されているが,chGCMでは検出できなかった。面白いことに,chGCMは卵巣に検出された。これはNorthern blottingでも確かめた。この発現の意味するところは不明である。GCMがニワトリも哺乳動物も胚発生の時期に胚外組織に発現しているということは,GCMタンパクの胚外での機能がトリと哺乳類に保存されていることを示している。
リアルタイムRT-PCR法によって,いくつかの妊娠時期における胎盤でのGCMa/1遺伝子の発現を調べた。GCMa/1RNAは調べた時期全体に一定量存在したが,妊娠後期は若干少ない傾向が見られた。

報告書

(3件)
  • 2004 実績報告書   研究成果報告書概要
  • 2003 実績報告書

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公開日: 2003-04-01   更新日: 2016-04-21  

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