研究課題/領域番号 |
15591791
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
産婦人科学
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研究機関 | 名古屋大学 (2005) 愛知県がんセンター(研究所) (2003-2004) |
研究代表者 |
那波 明宏 名古屋大学, 大学院・医学系研究科, 助教授 (90242859)
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研究分担者 |
西山 幸廣 名古屋大学, 大学院・医学系研究科, 教授 (60115615)
鶴見 達也 (鶴見 逹也) 愛知県がんセンター, 研究所, 部長 (90172072)
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研究期間 (年度) |
2003 – 2005
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研究課題ステータス |
完了 (2005年度)
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配分額 *注記 |
3,500千円 (直接経費: 3,500千円)
2005年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
2004年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
2003年度: 2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
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キーワード | HSVアンプリコン / rabbit-carboxylesterase / タキソールプロドラッグ / MDR発現細胞 / 卵巣clear cell carcinoma細胞 / rabbit-carboxlesterase / HSV / タキソール ブロドラック / アンプリコン / Rabbit carboxylesterase / MDR / タキソール プロドラッグ / Rabbit Carboxylesterase |
研究概要 |
HSVの複製開始点(oriS)とパッケージング配列(pac)を含んだプラスミドDNAにrabbitcarboxylesterase遺伝子を組み込んだプラスミドDNAを作製した。 MDR強発現細胞株でありかつタキソール耐性を示すKOC7C卵巣癌細胞(明細胞腺癌)を用いて、上記Ra-CES遺伝子をtransientに発現させた系で、遺伝子導入後のタキソールプロドラッグの添加による殺細胞性の検討を行なったところ、生細胞数は、Ra-CES遺伝子を導入しなかった空ベクターを導入した細胞数に比べて、約40%となった。そこでrabbit-carboxylesterase遺伝子(Ra-CES)を組み込んだプラスミドDNAをもとに、この遺伝子発現制御に関して、組織非特異的ではあるが導入遺伝子の高発現誘導が可能なCMVプロモーターに焦点を絞り、HSVアンプリコンを作製、それぞれのtiter比を検討した。アンプリコンウイルスtiterと親ウイルスのtiter比で現在5:1の混合溶液(実験カクテル)が得られている。 さらに上記混合カクテルとタキソールprodrug併用による抗細胞性効果の検討を行なっており、HSV-HF10(0.1pfu/cell)+HF-10アンプリコン(1pfu/cell)群では48間後のcell survivalが17.5%であったのに対して、タキソールprodrug(100nM)併用群では10.1%となり、抗細胞効果は約2倍となった。 この内容については、現在、追加実験により再度確認しており、論文準備中である。
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