研究課題/領域番号 |
15591901
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
形成外科学
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研究機関 | 昭和大学 |
研究代表者 |
土佐 泰祥 昭和大学, 医学部, 講師 (60296986)
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研究分担者 |
佐藤 兼重 昭和大学, 医学部, 教授 (50138442)
保阪 善昭 昭和大学, 医学部, 教授 (40156998)
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研究期間 (年度) |
2003 – 2006
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研究課題ステータス |
完了 (2006年度)
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配分額 *注記 |
3,400千円 (直接経費: 3,400千円)
2006年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
2005年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
2004年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
2003年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
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キーワード | 抗接着分子抗体 / 虚血再灌流障害 / 皮弁モデル / 抗LEACAM-1抗体 / 抗ELAM-1抗体 / 抗P-selectin抗体 / 動物実験モデル / Sprague-Dawleyラット / 虚血再潅流障害 / 抗PSGL-1抗体 / 抗selectin抗体 / 抗LECAM-1抗体 / ELAM-1抗体 / 抗L-selectin抗体 / E-selectin抗体 / 抗CD34抗体 / 動物実験 / セレクチンファミリー |
研究概要 |
【緒言】皮弁の生着・壊死において虚血再灌流障害で血管内皮細胞に起こる変化が生着を妨げ壊死をもたらす要因の一つになっていると考えられている。ラット皮弁の虚血再灌流障害モデルにおいて、セレクチンファミリー(LEACAM-1、ELAM-1、P-selectin)の抗体投与による虚血再灌流障害の炎症軽減の有無や程度について実験を計画実施した。 【材料と方法】体重約250-300grの雄SDラットの右鼠径部に皮弁を作成し、9時間虚血の後再灌流を行う虚血再灌流障害皮弁モデルを作成する。それぞれの抗体投与の治療群と生食投与の対照群とに分け、抗体は再灌流15分前に尾静脈よりI.V.にて投与し、対照群は同一条件で生食水を投与した。経過観察は7日間で、皮弁の生着領域および組織学的検索にて各群を比較検討した。 【結果】再灌流後7日目の皮弁生着領域の比較では、抗体投与群ではいずれも対照群に比べ皮弁生着領域の向上が認められた。組織学的所見の比較では、対照群で炎症細胞浸潤や浮腫、一部壊死に陥っており、強い炎症所見が認められたが、抗体投与群では炎症所見は認められるものの対照群より軽度であった。 【考察】セレクチンファミリー(LEACAM-1、ELAM-1、P-selectin)は、一連の炎症反応において重要な役割を演じているとされている。特に、白血球が血管内皮細胞と接着を行う際に示す特殊な"白血球ローリング現象"を媒介しており、炎症作用へ関与が示唆されている。モノクローナル抗体投与により炎症軽減効果の可能性が期待され、今回われわれの実験モデルの皮弁においてLEACAM-1、ELAM-1、P-selectinに対する抗体投与により、炎症が軽減されたことから、抗炎症作用としての有用性さらに抗炎症薬としての可能性が示唆された。
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