研究課題/領域番号 |
15591903
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
形成外科学
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研究機関 | 東京慈恵会医科大学 |
研究代表者 |
武石 明精 東京慈恵会医科大学, 医学部, 助教授 (00256405)
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研究分担者 |
森 克哉 東京慈恵会医科大学, 医学部, 助手 (70366277)
石田 勝大 東京慈恵会医科大学, 医学部, 助手 (30286033)
松井 瑞子 東京慈恵会医科大学, 医学部, 講師 (30222582)
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研究期間 (年度) |
2003 – 2005
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研究課題ステータス |
完了 (2005年度)
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配分額 *注記 |
3,000千円 (直接経費: 3,000千円)
2005年度: 300千円 (直接経費: 300千円)
2004年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
2003年度: 1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
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キーワード | 膵移植 / 血管新生 / 腹直筋 / 糖尿病 / ランゲルハウス島 / ランゲルハンス島 / 膵臓移植 / マイクロサージャリー / prefabrication / 腹壁筋膜 |
研究概要 |
本研究では、prefabricationを行った膵臓移植後のランゲルハンス島の機能の指標として血糖値と尿量を測定した。手術侵襲による術直後の血糖値への影響、血糖値の日内変動によるデータのばらつきがないか、さらには手術後の体重の変化が術後の食物摂取量を正確に反映しているかを調べることを目的とした。まずラットをモデルとして行った。結果;食餌を与える時間と血糖値を測定する時間をすべて統一すれば、術後のラットの血糖値の日内変動の影響はなかった。しかし、各個体間で食餌を投与してから摂取するまでに時間差があるが、各グループ3個体以上を用い、平均値を取ることでその影響は回避できた。手術侵襲の血糖値への影響は術当日のみであった。ランゲルハンス島の機能低下で低血糖になり、死亡する群では体重の減少が、ランゲルハンス島が機能し血糖値が保たれている群では体重の増加もしくは維持がみられた。同様の実験モデルをサルを用いて行った。サルは個体が大きいため、腹直筋をキャリアーとして使った。2回目の術後2週間、血糖は安定しており、ラットと同様の結果が得られた。2回目手術後2週で開胸術を施行し、左内胸動脈より墨汁を注入しキャリアーとして用いた左腹直筋を染色する。その後検体を採取する。採取した検体は、ホルマリン固定後病理組織標本を作成する。作成した病理組織標本では正常なランゲルハンス島が観察された。また、膵臓内に内胸動脈より注入した墨汁が観察された。 考察:本結果より腹直筋で被覆した膵体・尾部はneovascularizeされ、正常な内分泌機能をもっていることが確認された。ラット及び尾サルで本実験の再現性があることが確認された。
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