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家兎頭部外傷モデルにおける低温暴露中の腎臓交感神経活動の変化とその機序解明

研究課題

研究課題/領域番号 15591917
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 救急医学
研究機関香川大学

研究代表者

関 啓輔  香川大, 医学部附属病院, 講師 (20226632)

研究分担者 西山 成  国立大学法人香川大学, 医学部, 助手 (10325334)
松向寺 孝臣  国立大学法人香川大学, 医学部, 助手 (00363185)
研究期間 (年度) 2003 – 2005
研究課題ステータス 完了 (2005年度)
配分額 *注記
3,500千円 (直接経費: 3,500千円)
2005年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
2004年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
2003年度: 1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
キーワード低体温 / 腎臓交感神経活動 / 頭部外傷 / 血圧 / 心拍数 / 中心静脈圧 / 自律神経活動 / 交感神経活動 / 副交感神経活動 / 調圧神経系 / 循環
研究概要

実験1:正常群
神経温存群:家兎に麻酔を施し、気管切開後筋弛緩剤を投与し調節呼吸とした。動静脈を確保した後、右下側臥位で後腹膜腔経由にて左腎動静脈を露出し、その間にある腎臓交感神経を剥離・露出した。結合織を除き末梢端を切璃した後、専用電極に神経を掛け、腎臓交感神経活動(RNA)を導出した。状態の安定化の後、表面冷却にて食道温を38から25℃まで、1℃/30分程度の速度で、低下させ、その際の血圧、心拍数、中心静脈圧、RNAを観察記録した。
対照群:上記手術操作を行い、体温を37から38℃に維持し、約3時間保持した際の血圧、心拍数、中心静脈圧、RNAを観察記録した。
結果:低温暴露時の腎臓交感神経活動の経時的変化の検討から、低体温時には、交感神経活動は初期から上昇し、食道温約30℃前後で最高値を取り、その後、冷却前値に復するという2相性反応が出現した。一方対象群では交感神経活動はほぼ一定で循環状態もほとんど変化しなかった。
実験2:頭部外傷群
神経温存:家兎に正常群と同様の手術操作を行い、腎臓交感神経も導出した。その後さらに前頭部にドリルで穴を開け、頭部外傷モデルを作成した。状態の安定化の後、表面冷却にて食道温を38から25℃まで、1℃/30分程度の速度で、低下させ、その際の血圧、心拍数、中心静脈圧、RNAを観察記録した。
結果:体温低下に伴い頭部からと剥離部からの出血が続き、循環状態が安定しなかった。また腎臓交感神経活動電位は出血による血液が神経導出部に流れ込み、正確な導出に困難を極めた。このため反応の方向性もばらばらで結果の統計的解析には至っていない。今後のさらなる実験が必要と思われる。
両側迷走神経切離群と両側頚動脈洞神経切離群:神経温存群と同様の手術操作と体温低下を行い、血圧、心拍数、中心静脈圧、RNAの変化を観察する予定であったが、未だ実験に至っていない。今後の研究を要する。

報告書

(2件)
  • 2004 実績報告書
  • 2003 実績報告書

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公開日: 2003-04-01   更新日: 2016-04-21  

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