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唾液腺および歯の発生における新規転写調節因子OASIS遺伝子の発現と機能の解析

研究課題

研究課題/領域番号 15591928
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 形態系基礎歯科学
研究機関大阪大学

研究代表者

小川 裕三 (2004)  大阪大学, 大学院・歯学研究科, 助教授 (10135725)

渥美 友佳子 (2003)  大阪大学, 大学院・歯学研究科, 講師 (90346164)

研究分担者 相川 友直  大阪大学, 大学院・歯学研究科, 助手 (00362674)
児玉 裕美子  大阪大学, 歯学部附属病院, 助手 (00362690)
本間 志保  大阪大学, 大学院・歯学研究科, 助手 (40372627)
小川 裕三  大阪大学, 大学院・歯学研究科, 助教授 (10135725)
研究期間 (年度) 2003 – 2004
研究課題ステータス 完了 (2004年度)
配分額 *注記
3,500千円 (直接経費: 3,500千円)
2004年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
2003年度: 2,200千円 (直接経費: 2,200千円)
キーワードOASIS / 歯胚 / 唾液腺 / マウス / in situ hybridization / 器官培養 / 形態形成 / 転写因子 / 上皮間葉相互作用 / 遺伝子発現
研究概要

OASIS遺伝子は長期間培養された星状膠細胞から新規にクローニングされたCREB/ATF遺伝子ファミリーに属する遺伝子である。OASIS遺伝子は脳神経系の形態形成に重要な役割を担う遺伝子と考えられているが、マウス胎仔では神経系以外に、歯胚、唾液腺、軟骨、消化管上皮に発現する事が報告され、これらの器官の形成に関与することが推測される。そこで本研究は発生段階のマウス歯胚と唾液腺におけるOASIS遺伝子の発現、ならびにこれらの器官における本遺伝子の役割を解明することを目的として行った。
in situ hybridizationでOASIS遺伝子の発現を調べたところ、OASIS遺伝子の発現は胎生14日から臼歯歯胚と切歯歯胚の内エナメル上皮に認められた。さらに胎生16日からは前象牙芽細胞にも認められるようになった。その後、内エナメル上皮と前象牙芽細胞におけるOASIS遺伝子の発現は生後1日まで認められた。いっぽう唾液腺(顎下腺)ではこの間、OASIS遺伝子の発現は見られなかった。つぎに無菌的に摘出した胎生12.5日の臼歯歯胚をOASIS遺伝子に対するアンチセンス(5'-CAAGACGGCGTCCAT-3')で処理した。その後14日間培養したところ、歯胚に明瞭な変化は認めなかった。以上の結果からOASIS遺伝子は歯の形成に何らかの役割を果たしていると思われるが、その詳細については不明である。

報告書

(3件)
  • 2004 実績報告書   研究成果報告書概要
  • 2003 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] Ogawa, Y. et al.: "Plasmacytoid cells in salivary gland pleomorphic adenomas : evidence of luminal cell differentiation"Virchows Arch. (In press). (2003)

    • 関連する報告書
      2003 実績報告書
  • [文献書誌] Ogawa, Y. et al.: "Adenoid cystic carcinoma associated with salivary duct cyst in the submandibular gland : a case report"J Oral Pathol Med. (In press). (2003)

    • 関連する報告書
      2003 実績報告書

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公開日: 2003-04-01   更新日: 2016-04-21  

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