研究課題/領域番号 |
15591969
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
機能系基礎歯科学
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研究機関 | 九州大学 |
研究代表者 |
兼松 隆 九州大学, 大学院・歯学研究院, 助教授 (10264053)
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研究分担者 |
平田 雅人 九州大学, 大学院・歯学研究院, 教授 (60136471)
松田 美穂 九州大学, 大学院・歯学研究院, 助手 (40291520)
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研究期間 (年度) |
2003 – 2004
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研究課題ステータス |
完了 (2004年度)
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配分額 *注記 |
3,700千円 (直接経費: 3,700千円)
2004年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
2003年度: 2,300千円 (直接経費: 2,300千円)
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キーワード | Ins(1,4,5)P_3結合性蛋白質 / PRIP / GABA_A受容体 / PP1 / GABARAP / PRIP-1 / GABA_A 受容体 / NSF |
研究概要 |
本研究で機能解析を行っているPRIP-1分子は、我々が脳に特異的に発現している新規Ins(1,4,5)P_3結合性蛋白質として見出したものである。我々は、この分子の相互作用分子としてGABARAP(GABA_A-receptor associated protein)とプロテインホスファターゼ1を同定した。PRIP-1ノックアウトマウスを作製し、電気生理学的・薬理学的・行動学的解析を行った結果、PRIP-1欠失はGABA_A受容体のγサブユニットを介したシグナル伝達機構に異常をきたした。 しかしながら、PRIP-2分子もまた脳に発現しておりPRIP-1と似た機能を有することを我々は明らかにしている。即ちPRIPの機能解析を進めるには、PRIP-1/-2ダブルノックアウト(PRIP-DKO)マウスの作製とその解析が必要である。 上記の研究背景をふまえ、以下の研究成果をあげた。 1.PRIP-DKOマウスを作製した。 2.PRIP-DKOマウスを解析して、GABA_A受容体のγサブユニット構築にPRIP分子が深く関与することを明らかにした。 3.GABA_A受容体のリン酸化/脱リン酸化プロセスにPRIP分子が関与することを明らかにした 4.GABA_A受容体のエンドサイトーシスの過程にPRIP分子が必須であることを明らかにした。 5.またこの過程には、GABA_A受容体のβサブユニットとPRIP分子の結合が重要であることをみいだした。 以上、PRIP分子はGABA_A受容体の一生の様々な過程に深く関与し、GABA_A受容体の機能を調節する重要な分子であることを明らかにした。
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