研究課題/領域番号 |
15591999
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
病態科学系歯学・歯科放射線学
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研究機関 | 長崎大学 |
研究代表者 |
佛坂 由可 長崎大学, 医学部・歯学部附属病院, 助手 (10244089)
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研究分担者 |
片山 郁夫 長崎大学, 医学部・歯学部附属病院, 助手 (80295089)
角 忠輝 長崎大学, 大学院・医歯薬学総合研究科, 助手 (80284701)
田代 茂樹 長崎大学, 大学院・医歯薬学総合研究科, 助手 (20300882)
中村 卓 長崎大学, 大学院・医歯薬学総合研究科, 教授 (30172406)
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研究期間 (年度) |
2003 – 2004
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研究課題ステータス |
完了 (2004年度)
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配分額 *注記 |
3,500千円 (直接経費: 3,500千円)
2004年度: 1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
2003年度: 1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
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キーワード | p28^<nrp>蛋白質 / 電離放射線 / DNA障害 / 白血病細胞 / p54^<nrb>蛋白質 |
研究概要 |
放射線が細胞に照射されDNA障害が起こると、細胞は細胞周期を止めてDNA修復を行う。しかし、それがうまく奏功しなかったとき細胞は死を選ぶ。我々はX線照射後、細胞核に発現上昇してくる新しい蛋白質(28kDa蛋白質)を見つけた。昨年度は、LC-MS/MS分析により、この蛋白質のアミノ酸配列が、p54^<nrb>(nuclear RNA-binding protein)のN末部分と同一であることを解明した。さらに、p54^<nrb>のN末部分のエピトープを認識するペプチド抗体を作製し、Western blottingを行ったところ、28kDa蛋白質はDNA障害時にp54^<nrb>が切断された、そのN末部分であるということが確認された。p54^<nrb>の働き、およびp28^<nrp>(nrb-related protein)がDNA障害時に核に発現してくる事から、p28^<nrp>はDNA転写及び修復に関与している蛋白質に結合してその働きを制御している可能性が高いと思われた。 今年度は、p28^<nrp>蛋白質の同定を進めて、放射線により惹起されたDNA障害並びにその修復過程においてこの蛋白質がどのような役割を果たしているかを検討する事を目標に置いた。現在、p54^<nrb>およびp28^<nrp>のタンパク質発現をin vivoおよびin vitroにて行うためのvectorを作製中である。また、最近、p54^<nrb>が、PSF (polypyrimidine tract-binding protein-associated splicing factor)と結合し、Ku蛋白と協力してDNA修復に関与している可能性がin vitroにて示された(J.Bio Chem.2005)。よって、今後、遺伝子導入などの方法を用いて、放射線により惹起されたDNA障害におけるp28^<nrp>のDNA修復過程における役割の解明を進めていく予定である。
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