研究課題/領域番号 |
15592032
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
保存治療系歯学
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研究機関 | 日本大学 |
研究代表者 |
池見 宅司 日本大学, 松戸歯学部, 教授 (80102565)
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研究期間 (年度) |
2003 – 2005
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研究課題ステータス |
完了 (2005年度)
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配分額 *注記 |
3,300千円 (直接経費: 3,300千円)
2005年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
2004年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
2003年度: 1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
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キーワード | コンポジットレジン修復 / オペークレジン / 着色象牙質 / シェードマッチング / 遮蔽効果 / TP値 / L*a*b*値 / 色差 / 遮蔽予測 / L*値 / コンポジットレジン / Lab値 / 相関 |
研究概要 |
エステックス^<TM>オペークの背景色の遮蔽効果と色差の偏移の研究では、以下の結果が得られた。0.5mmの厚さでは、A4、B2、C4とD3がTP値45.9〜46.4の範囲で高いTP値を示し、WOは最も低い30.0を示した。白化偏移率はWOが最も大きく0.5mmの厚さで約67%、1.5mm以上の厚さでは83%以上の偏移率を示し、A2、C1、B2、D3、A4、C4の順に白化偏移率は小さくなった。黒化偏移率はC4が最も高くA4、D3、B2、C1、A2、WOの順に偏移率は小さくなった。色差の変化とL*a*b*値の相関は、全ての試料において二次関数で高い相関が得られた。L*値はb*あるいはa*よりも高い相関を示した。着色象牙質に対する遮蔽予測法の検討では、同一シェードの厚さの違いによるL*値あるいはb*値とTP値は良好な相関関係のあることが判明した。そして、本実験では着色歯のL*値を基にして、その着色を遮蔽するオペークレジンの厚さを算出できることが示唆された。 着色歯に対するオペークレジンの厚さの研究では、本実験に使用したA2-oに関して、無着色象牙質および高度着色象牙質から得られた厚さの違いによる色差と高度着色象牙質のL*値とは良好な相関を示した。測色で得られた着色歯のL*値により、必要なオペークレジンの厚さを予測できるものと考えられた。L*値が55以下の場合は約2mm、55〜70では約1.5mm、70〜75では約1.0mm程度の厚さのA2-oが象牙質の着色を遮蔽するのに必要であろうと考えられた。 試作オペークレジンの遮蔽効果の研究では、着色象牙質に対する遮蔽能と歯冠色レジンとの色差を調べ、その結果、アパタイト被覆型を2.00%配合した試作オペークレジンを0.50mmの厚さで使用すると、良好な遮蔽と歯冠色レジンの色に影響が少ないことが示された。
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