研究課題/領域番号 |
15592074
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
補綴理工系歯学
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研究機関 | 日本歯科大学 |
研究代表者 |
岡村 弘行 日本歯科大学, 生命歯学部, 講師 (40095089)
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研究分担者 |
宮坂 平 日本歯科大学, 生命歯学部, 助教授 (40147773)
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研究期間 (年度) |
2003 – 2006
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研究課題ステータス |
完了 (2006年度)
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配分額 *注記 |
2,500千円 (直接経費: 2,500千円)
2006年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
2005年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
2004年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
2003年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
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キーワード | コンポジットレシン / 低収縮 / 低粘性 / ウレタン系モノマー / 機械的性質 / コンポジットレジン / 低収縮性 |
研究概要 |
歯科臨床において成形充填材の使用頻度は高く、市販されているその種類も非常に多くなった。最近では特徴あるもので操作性のよい低い粘性と低い収縮性を持つコンポジットレジンが臨床で多く使われるようになった。そこで新規に開発した4官能性ウレタン系メタクリレートモノマーをベースとして新規希釈剤モノマーを用いた混合モノマーが低粘性、低収縮レジンとして、歯科において応用可能かどうかを従来型のBis-GMAと試作コンポジットレジンの機械的、物理的性質をしらべコンポジットレジンへの応用を調べた結果以下の結論を得た。 1)従来型のBIS-GMA-TEGDMAの粘性が10,000mPasに対して、新しく開発したモノマーは300-600mPasと約1/20と非常に小さな値であった。 2)フィラーの含まない状態の新しく開発したモノマーの機械的強度は従来型のBIS-GMA-TEGDMAのものよりより優れていた. 3)新しく開発したコンポジットレジンは従来型のBIS-GMAをベースとしたコンポジットレジンより圧縮強さは強くなった。また、圧縮強さはフィラーの含有量が多くなると大きくなった。 4)新しく開発したコンポジットレジンの間接引張強さは従来型のBIS-GMAをベースとしたコンポジットレジンよりも強くなった。また、フィラーの含有量が多くなると大きくなった。 5)新しく開発したコンポジットレジンの曲げ強さは従来型のBIS-GMAをベースとしたコンポジットレジンよりも強くなった。 6)硬化収縮も従来型のBIS-GMAをベースとしたコンポジットレジンよりも小さくなった。 以上の結果、生体安全性に対しては今後の追加試験を必要ですが臨床上の強度に対して問題はないと考えています。
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