研究課題/領域番号 |
15592168
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
矯正・小児系歯学
|
研究機関 | 鹿児島大学 |
研究代表者 |
山崎 要一 鹿児島大学, 大学院・医歯学総合研究科, 教授 (30200645)
|
研究分担者 |
早崎 治明 九州大学, 大学病院, 講師 (60238095)
石谷 徳人 鹿児島大学, 大学院・医歯学総合研究科, 助手 (90343368)
齊藤 一誠 鹿児島大学, 大学院・医歯学総合研究科, 助手 (90404540)
舛元 康浩 鹿児島大学, 大学院・医歯学総合研究科, 助手 (90295262)
|
研究期間 (年度) |
2003 – 2005
|
研究課題ステータス |
完了 (2005年度)
|
配分額 *注記 |
3,600千円 (直接経費: 3,600千円)
2005年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
2004年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
2003年度: 2,200千円 (直接経費: 2,200千円)
|
キーワード | 下顎運動 / 咬合力 / 咬合接触 / 歯列咬合異常 / 顎顔面モデル / 口腔機能解析 / 3次元解析 / 小児 |
研究概要 |
低年齢児にみられる顎の偏位を伴う歯列咬合異常は、放置されると次第に治療困難な骨格的変形に移行することがしばしば観察される。下顎の成長方向に影響を及ぼすと思われる口腔機能の中で、下顎運動と咬合力の要素を組み込んだ小児の顎顔面立体モデルを構築できれば、このような異常に対する運動力学的な解析が可能となる。 研究代表者らは、これまでに下顎運動中の上下歯列の咬合接触解析や、歯列の立体再構築モデル上での咬合力解析を行ってきた。これらの結果を、歯列を取り囲む顎顔面形態まで拡大すれば、下顎の機能運動下での顎骨に作用する力の大きさと方向の推定が可能となり、力学的な環境要素が顎骨の成長に及ぼす影響を解析する手がかりとなることが期待されるため本研究を実施した。 以下、解析した項目を示す。結果の詳細は、「11.研究発表」の項に記載した論文と著書、ならびに研究成果報告書(様式C-18,冊子体仕様)を参考にして頂きたい。 1.3次元模型計測システムを開発し、経年歯列模型の形態解析をおこなった。これにより、顎顔面立体モデル作製のための歯列咬合の発育変化を経時的に把握することが可能となった。 2.小児の下顎滑走運動面の定量化をおこない、顎顔面運動モデルの作製において考慮すべき咬合相における咀嚼運動時の接触滑走運動の詳細を解析した。 3.咬合異常モデルの作製において必要となる反対咬合児の滑走運動と習慣性開閉口運動、および咀嚼運動の特徴を、正常咬合児との比較において解析した。 4.3次元顎顔面シミュレーションモデルを用い、下顎頭長軸角や下顎角を変化させて咬合力負荷を加えた時に、顎関節部に及ぼされる影響について、下顎頭と関節円板の偏位方向と偏位量の解析をおこなった。 5.その他、本研究に関連する論文、著書を多数執筆した。
|