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全身姿勢と頭位が下顎位および顎機能に及ぼす影響

研究課題

研究課題/領域番号 15592170
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 矯正・小児系歯学
研究機関鹿児島大学

研究代表者

池田 浩一  鹿児島大学, 大学院・医歯学総合研究科, 助手 (00305145)

研究分担者 黒江 和斗  鹿児島大学, 大学院・医歯学総合研究科, 助教授 (00153396)
永田 順子  鹿児島大学, 大学院・医歯学総合研究科, 助手 (50264429)
伊藤 学而  鹿児島大学, 大学院・医歯学総合研究科, 教授 (60005064)
研究期間 (年度) 2003 – 2004
研究課題ステータス 完了 (2004年度)
配分額 *注記
2,900千円 (直接経費: 2,900千円)
2004年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
2003年度: 2,200千円 (直接経費: 2,200千円)
キーワード頭位 / 下顎位 / 舌骨上筋 / 筋電図 / 咬合圧 / 姿勢 / 前方頭位
研究概要

緒言:頭位は顎顔面形態に影響を及ぼす.頭位変化で伸展した軟組織が顎顔面部に力を及ぼし神経筋機構の不調和を引き起こすという仮説があるが、頭位が下顎位や軟組織の伸展に及ぼす影響はわかっていない.そこで頭位が下顎安静位、下顎安静時の頭頸部筋活動とオトガイ部の皮膚の位置、咬頭嵌合位に及ぼす影響を調べた.
対象と方法:健康な男子学生10名について、イスに座った状態で下顎安静位のまま3秒間の自然頭位の後、3秒間の頭部の最大後屈位、前方突出位、最大右回旋位をそれぞれとった。各頭位で頭頸部と下顎の位置、咬筋、顎二腹筋前腹、胸鎖乳突筋の活動、オトガイ部の皮膚の位置を、さらに各頭位で咬合圧のバランスを調べた.
結果:自然頭位ではいずれの筋も活動量が小さかった.頭部の最大後屈位では自然頭位に比べて、両側の胸鎖乳突筋、顎二腹筋前腹、右側の咬筋の活動量が有意に大きく、下顎安静位、オトガイ部の皮膚の位置は下方へずれた。頭部の前方突出位では、自然頭位と比べて、左側の咬筋の活動量が有意に大きく、下顎安静位のずれはなかった。頭部の最大右回旋位では、両側の胸鎖乳突筋と左側顎二腹筋前腹の活動量が有意に大きく、下顎安静位は左上方へずれた。また、咬合圧の重心はいずれの頭位変化でも頭位変化と同じ方向または反対の方向に移動した.
考察:それぞれの頭位に応じて下顎安静位を維持するために頭頸部と顎顔面部の神経筋機構が調節されていることが示唆された。頭部の最大後屈位と最大右回旋位では、下顎安静位は頭位変化と反対の方向にずれ、その際顎二腹筋が活動していたことから、顎二腹筋が下顎を引っ張っていると考えられた。頭部の最大後屈位では、オトガイ部の皮膚は下顎に対してさらに下方へ位置が変化し、オトガイ部の皮膚も引っ張りも下顎安静位のずれに影響を及ぼすと考えられた.また、頭位の変化は咬頭嵌合位にも影響を及ぼすことが示唆された.

報告書

(3件)
  • 2004 実績報告書   研究成果報告書概要
  • 2003 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて 2005

すべて 雑誌論文 (2件)

  • [雑誌論文] 最大咬合力と咬合の分類および形態的特徴との関連2005

    • 著者名/発表者名
      曽山敬子, 小椋幹記, 永田順子, 池田浩一, 坂口勝義, 伊藤学而
    • 雑誌名

      西日矯歯誌 49

      ページ: 162-168

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      2004 研究成果報告書概要
  • [雑誌論文] Maximum biting force and its relation to classification and morphological traits of occlusion,2005

    • 著者名/発表者名
      Soyama K, Ogura M, Nagata J, Ikeda K, Sakaguchi K, Ito G.
    • 雑誌名

      Journal of Nishi-Nippon Orthodontic Society 49

      ページ: 162-168

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      2004 研究成果報告書概要

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公開日: 2003-04-01   更新日: 2016-04-21  

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