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ヘルトビッヒ上皮鞘細胞の発現するセメント質形成誘導因子の検索

研究課題

研究課題/領域番号 15592191
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 歯周治療系歯学
研究機関徳島大学

研究代表者

大石 慶二  徳島大学, 医学部・歯学部附属病院, 講師 (00253211)

研究分担者 木戸 淳一  徳島大学, 大学院・ヘルスバイオサイエンス研究部, 助教授 (10195315)
研究期間 (年度) 2003 – 2004
研究課題ステータス 完了 (2004年度)
配分額 *注記
3,600千円 (直接経費: 3,600千円)
2004年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
2003年度: 2,400千円 (直接経費: 2,400千円)
キーワードヘルトビッヒ上皮鞘 / 細胞外基質蛋白 / 基底膜
研究概要

この研究の目的は、ヘルトビッヒ上皮鞘(HERS)細胞の産生するセメント質形成誘導因子を明らかにする糸口として、HERS細胞の形成する細胞外基質を検索し、これがセメント質形成を誘導するか調べることである。
我々の樹立した不死化HERS細胞株と初代培養HERS細胞を用い、まず、mRNAレベルで既知の細胞外基質の発現について検索した。その結果、両方の細胞培養系において、基底膜の構成成分であるコラーゲンタイプIV、ラミニンを発現していることが明らかになった。初代培養系においてはファイブロネクチンも確認している。また、マラッセ上皮遺残で発現する遺伝子TrkA, calbindin D28kについても調べたが、初代培養HERS細胞でこれらの発現は認められなかった。
さらに2種類のHERS細胞を各種細胞外基質でコーティングした培養プレート上にまいて培養した。しかし、ラミニン、コラーゲンタイプIVの発現量に大きな変化は見られなかった。
次に蛋白レベルで基底膜の構成成分を検索した。初代培養HERS細胞の分泌蛋白を回収し、ウエスタンブロットを行ったが、ラミニン、コラーゲンタイプIVは検出できなかった。また、初代培養HERS細胞が接着した面に基底膜成分が存在するかどうか組織学的な検索も試みた。しかし、組織切片作製が可能な担体上にHERS細胞が十分接着できず、基底膜成分の確認はできなかった。
以上の結果から、培養HERS細胞はマラッセ上皮遺残に変化しておらず、基底膜成分を分泌している可能性は高いと考えられたが、確認できなかった。HERS細胞の分泌する細胞外基質を確認し、セメント質形成への影響を調べるためには、細胞培養の条件・担体を変え、検出方法も工夫する必要がある。今後、別の実験条件下で基底膜の形成を確認する予定である。

報告書

(3件)
  • 2004 実績報告書   研究成果報告書概要
  • 2003 実績報告書

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公開日: 2003-04-01   更新日: 2016-04-21  

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