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体位変換時に生じる応力が褥瘡治癒過程に及ぼす影響-組織学的検討-

研究課題

研究課題/領域番号 15592226
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 基礎看護学
研究機関金沢大学

研究代表者

須釜 淳子  金沢大学, 医学部, 助教授 (00203307)

研究分担者 真田 弘美  東京大学, 大学院・医学系研究科, 教授 (50143920)
中谷 壽男  金沢大学, 医学部, 教授 (60198124)
北川 敦子  東京大学, 大学院・医学系研究科, 助手 (80343185)
永川 宅和  金沢大学, 医学部, 教授 (50019600)
研究期間 (年度) 2003 – 2004
研究課題ステータス 完了 (2004年度)
配分額 *注記
3,000千円 (直接経費: 3,000千円)
2004年度: 1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
2003年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
キーワード褥瘡 / 動物モデル / ずれ / 創傷治癒 / 病理組織学 / ラットモデル
研究概要

研究の目的は、臨床で起こりやすい一方向のずれが褥瘡の治癒過程にどのような影響を及ぼすのかを明らかにすることとした。その方法として、ラット褥瘡モデルを用いて、発生の段階で圧迫のみを負荷した群と圧迫と一方向(尾側方向)のずれを1kgの重りを用いて負荷した群の治癒過程を肉眼的・組織学的に比較、検討した。その結果、肉眼的所見では、ずれと圧迫を負荷した群には局所の壊死が見られ、圧迫のみを負荷した群より治癒が1週間程度遷延した。組織学的所見では、ずれと圧迫を負荷した群で7日目、14日目ともに尾側の筋層の変性が顕著であった。また、頭側の真皮にうっ血、出血が見られた。圧迫のみを負荷した群では、7日目に中央部の筋層に変性が見られたが、14日目では再生していた。以上より、一方向のずれと圧迫を負荷した褥瘡では壊死が形成され、圧迫のみを負荷した褥瘡と比較して、治癒が遷延することが明らかとなった。その理由には、尾側の皮下組織から筋層にかけての変性とそれによって引き起こされる頭側の真皮のうっ血が挙げられた。

報告書

(3件)
  • 2004 実績報告書   研究成果報告書概要
  • 2003 実績報告書

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公開日: 2003-04-01   更新日: 2016-04-21  

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