研究課題/領域番号 |
15592273
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
臨床看護学
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研究機関 | 愛媛大学 |
研究代表者 |
中村 慶子 愛媛大学, 医学部, 教授 (40263925)
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研究分担者 |
薬師神 裕子 愛媛大学, 医学部, 講師 (10335903)
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研究期間 (年度) |
2003 – 2004
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研究課題ステータス |
完了 (2004年度)
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配分額 *注記 |
3,000千円 (直接経費: 3,000千円)
2004年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
2003年度: 1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
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キーワード | 小児 / 1型糖尿病 / 小児慢性疾患 / 患者教育・支援 / 自己管理 / チームアプローチ / 発達段階 / 糖尿病サマーキャンプ |
研究概要 |
慢性疾患を持ちながら生活する小児とその家族を対象に、自己管理を支援するための方法論を開発し、疾病や病期、病状、発達段階に特徴的な小児と家族に対する支援モデルを示す事を目的に研究を展開した。 活動の主体は1型糖尿病患者を対象とした研究の継続と、慢性疾患を持つ子どもの家族への支援である。 特に、IT機器を用いた支援システムを新規導入し研究活動の基盤整備を実施した。 1.1型糖尿病患者を対象にした研究の継続と研究成果の統合と発展 (1)IT機器を用いた1型糖尿病患者の生活環境やライフイベントに対応した支援評価を、経時的に振り返り、効果的な支援内容の分析を行った。そして、思春期における自己管理支援には携帯電話によるe-SMBGが支援ツールとして有用であることを確認した。 (2)糖尿病サマーキャンプでの自己管理支援方法やキャンプの有用性を検討し、キャンプ運営の基準を示した。 (3)糖尿病療養指導に関する教育システムの構築を目的に、愛媛CDE活動について研修企画運営を担当し、その評価を実施した。 (4)研究成果を統合し「1型糖尿病をもつ子どもと家族への支援」について、第9回日本糖尿病教育・看護学会学術集会で会長講演として報告した。 2.疾患や障害をもつ子どもとその家族への支援事例の研究 疾患や障害をもつ子どもの母親を対象に、母親の内的変化について質的研究手法を用いて分析し、母親が積極的な変容をきたす内的構造を示し、その支援方法を検討した。 3.支援システムの新規導入と開発 慢性疾患患者やその家族を支援する宿泊施設として設立されたファミリーハウスに、家族や自己管理支援のシステムとして、インターネットに接続可能なコンピューターシステムを導入し、相談事業や直接支援活動が実施できるように整備した。
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