研究課題/領域番号 |
15592290
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
臨床看護学
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研究機関 | 山梨大学 (2004) 山梨県立看護大学 (2003) |
研究代表者 |
小林 康江 山梨大学, 大学院・医学工学総合研究部, 助教授 (70264843)
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研究分担者 |
遠藤 俊子 山梨大学, 大学院・医学工学総合研究部, 教授 (00232992)
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研究期間 (年度) |
2003 – 2004
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研究課題ステータス |
完了 (2004年度)
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配分額 *注記 |
2,300千円 (直接経費: 2,300千円)
2004年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
2003年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
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キーワード | 母親 / 産褥1か月健診 / 質問紙 / 自信 / 新生児 / 育児技術 / 技術習得 / 移行期 / 家族 |
研究概要 |
本研究の目的は、およそ産褥1か月の時点での母親の子育ての到達状況を明らかにする尺度を開発することである。 平成15年度:30名の産後1か月の母親のインタビューから、産後1か月の子育ての到達状況として《育児の実践》《子どもとの捉え方》《子どもの泣きへの対処》《支援者の存在》《現在の気持ち》の5つカテゴリーが導き出された。この5つのカテゴリーをもとに、25項目からなる「子育ての到達状況を測定する質問紙」を作成した。 平成16年度:271名の質問紙調査の結果から以下のことが明らかとなった。 構成概念妥当性の検証のため、主因子法、プロマックス回転による因子分析を行った。その結果、第1因子「育児への自信」、第2因子「体調不良」、第3因子「支援者の存在」、第4因子「育児の実践」が抽出された。さらに25項目中、因子負荷量が低い7項目を除外した18項目を用いて併存妥当性、信頼性係数を求めた。 質問紙の併存妥当性を検討するために、「子ども総研式育児支援質問紙」の得点と本質問紙18項目の合計得点との相関係数を求めたところr=-0.68(P=0.001)であった。 信頼性の検証のため、18項目のCronbach'sα値を算出した。第1因子「育児への自信」は、Cronbach'sαが0.80、第2因子「体調不良」のCronbach'sαは、0.63、第3因子「支援者の存在」のCronbach'sαは、0.56、第4因子は、Cronbach'sαは0.71であった。18項目のCronbach'sαは、0.68であった。 今後の課題は、再度質問項目の見直しを行い、尺度の信頼性、妥当性を高めることである。
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