研究課題/領域番号 |
15592295
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
臨床看護学
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研究機関 | 高知女子大学 |
研究代表者 |
中野 綾美 高知女子大学, 看護学部, 教授 (90172361)
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研究分担者 |
益守 かづき 高知女子大学, 看護学部, 准教授 (20238918)
佐東 美緒 高知女子大学, 看護学部, 講師 (20364135)
幸松 美智子 佐賀大学, 医学部・看護学科, 准教授 (40295168)
小林 めぐみ 高知女子大学, 看護学部, 助手 (10364134)
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研究期間 (年度) |
2003 – 2005
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研究課題ステータス |
完了 (2007年度)
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配分額 *注記 |
3,500千円 (直接経費: 3,500千円)
2005年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
2004年度: 1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
2003年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
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キーワード | 子ども / 家族 / 看護師 / 交渉 / 看護介入 / 病気の子ども / 医療者 |
研究概要 |
本研究は、病気の子ども、およびその家族が看護者に対して『交渉』することを支援する看護介入を明らかにすることを目的とした。研究デザインは、質的因子探索型研究である。臨床経験年数5年〜23年の看護師で子どもや家族と交渉した経験のある看護師16名を対象とした。データ収集は、半構成インタビューガイドを用いて、インタビューを行い、インタビュー内容は対象者の同意を得て録音した。得られたデータは、逐語記録を作成し質的分析法により分析を行った。子どもの看護者への交渉を支援する看護介入としては、乳児期・幼児期・学童期の子どもの発達段階に応じた技術が抽出された。子どもと看護者の交渉が行われたテーマとしては、9つのテーマが抽出された。子どもと看護者の交渉を行う上での困難な事柄、交渉を進めていく上での14の促進要因・10の障碍要因が抽出された。看護者の家族への交渉を支援する技術については、家族との交渉の初期に用いる技術、交渉を展開していく際に用いる技術、交渉が困難な状況で用いた技術が抽出された。家族と看護者の交渉が行われた9つのテーマ、交渉していくことが困難な家族の特徴、家族側にとって看護者と交渉しづらい理由、看護者側が直面する壁、交渉を進めていく上での3つの促進要因、7つの障碍要因が抽出された。子どもや家族と交渉していく看護者の能力の発達過程が明らかになった。看護師の能力の発達過程に沿いながら、臨床経験の少ない看護者の子ども・家族との交渉をどのように支援しているか、その方法も抽出された。
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