研究課題/領域番号 |
15592313
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
地域・老年看護学
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研究機関 | 名古屋大学 |
研究代表者 |
藤井 千惠 名古屋大学, 医学部, 助手 (70314002)
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研究分担者 |
榊原 久孝 名古屋大学, 医学部, 教授 (80153873)
古田 真司 愛知教育大学, 教育学部, 教授 (90211531)
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研究期間 (年度) |
2003 – 2004
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研究課題ステータス |
完了 (2004年度)
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配分額 *注記 |
3,000千円 (直接経費: 3,000千円)
2004年度: 1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
2003年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
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キーワード | ヘルスプロモーション / 家庭・学校・地域連携 / 生活習慣病予防 / 児童生徒 / 健康教育 / 親子相関 |
研究概要 |
児童生徒と両親の健康状態をつき合わせて一緒に検討することにより家族の健康課題を明らかにし、子どもと家族全体の生活習慣病予防を地域ぐるみで支援する活動を実践して家庭・学校・地域連携システムの基盤を構築することを目的に研究を実施した。 長野県M町において保護者の同意が得られた小学校第5学年と中学校第2学年合計327人を対象に、血液検査等質問紙調査を実施した。さらに、このうち同意が得られた小中学生136人の父親126人、母親133人に家族の血液検査等質問紙調査を実施し、検討結果を踏まえた個別・集団健康教育を実施した。 児童生徒の血液検査等、体格、生活習慣の結果は両親の結果との関連が認められ、児童生徒の家族歴あり群は家族歴なし群に比べてBMIが高値になるほどデータがより高値(HDLコレステロールはより低値)になる傾向がみられた。また、血液検査等の親子相関では、BMI、TCHR(総コレステロールとHDLコレステロールの比)に有意な関連がみられ、日常生活習慣の親子相関では、食生活習慣の有意な関連が認められた。小中学生の健康には、遺伝的な影響とともに親の生活習慣が影響していることが考えられた。 今回の家庭・学校・地域連携による血液検査等の健康実態に基づいた生活習慣病予防活動を実施することにより、保護者、養護教諭、保健師の問題意識が高まり、連絡会議において具体的な活動内容を協議および評価しながら実践活動を展開することによって、親子の行動変容に結びつく生活習慣病予防活動につながることが示唆された。これらの活動を通して家庭・学校・地域連携システムの基盤を構築することが出来たと考える。
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