• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

看護臨地実習における事故等の発生に関する縦断的な分析手法の開発とシステム化

研究課題

研究課題/領域番号 15592324
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 地域・老年看護学
研究機関首都大学東京 (2005)
東京都立保健科学大学 (2003-2004)

研究代表者

猫田 泰敏  首都大学東京, 健康福祉学部, 教授 (30180699)

研究期間 (年度) 2003 – 2005
研究課題ステータス 完了 (2005年度)
配分額 *注記
3,200千円 (直接経費: 3,200千円)
2005年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
2004年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
2003年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
キーワード看護基礎教育 / 臨地実習 / インシデント / 事故 / コホート研究 / 累積発生割合 / 看護学生 / 発生 / 調査票 / 分析方法 / 縦断的
研究概要

本研究は、看護基礎教育における臨地実習中に発生した事故やインシデントの情報をコホート研究の方法を用いて学生個人単位で収集し、発生事例について分析するとともに、マクロ的に発生動向を把握し実習経過日数との関連を分析する方法を検討した。
このために、調査票(個票)の入力方法、テキストファイルとしての実習配置表の構造を定め、累積発生割合を算出するためのSASプログラムを新たに開発した。
記述疫学的な累積発生割合の分析から、実習経過にともない、インシデント・事故が新規発生する様子は一様ではなく、実習開始から1〜2ヶ月に発生のピークが認められること、そして一旦低下した後に、中等度の発生のピークを示すという新たな知見が得られた。
この分析手法は、今回はプログラムを作成して行ったが、実習配置表と事例とを適切に結びつける工夫を、紙を用いたり、スプレッドシートを用いたりして行うことで十分可能であり、看護学校自身で事故等の発生状況をモニタリングし要因分析するための一方法として活用できるものである。
今後、十分な数のデータが蓄積されれば、エラー発生の分析で発展した各種の定量的な解析方法も活用することが可能となり、発生確率のモデル化により実習体制における構造的な要因が推測される等の成果が期待されよう。さらに、収集した事例は、今回は資料として示した。今後の質的な分析が待たれるところであるが、それ自体として事故予防教育の独自教材として意義が非常に大きいと考えられる。

報告書

(4件)
  • 2005 実績報告書   研究成果報告書概要
  • 2004 実績報告書
  • 2003 実績報告書

URL: 

公開日: 2003-04-01   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi