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産後うつ病の予防的介入のための基礎的研究

研究課題

研究課題/領域番号 15592334
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 地域・老年看護学
研究機関兵庫県立大学 (2004)
兵庫県立看護大学 (2003)

研究代表者

玉木 敦子  兵庫県立大学, 看護学部, 助教授 (90271478)

研究期間 (年度) 2003 – 2004
研究課題ステータス 完了 (2004年度)
配分額 *注記
1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
2004年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
2003年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
キーワード産後うつ病 / 予防的介入 / メンタルヘルス / 精神保健看護 / women's mental health / 臨床研究 / 精神看護 / 介入研究
研究概要

1.文献検討、および先行研究を参考にし、精神科看護モデルであるオレム-アンダーウッドモデルを基盤として「産後うつ状態にある女性への精神保健看護の介入」モデルを開発した。2.次に上記モデルに基づいて、産後うつ状態にある女性3名に介入し、精神保健看護の介入の機能と効果を質的に検討した。その結果、精神保健看護の介入の機能として、信頼関係の構築を基盤として、精神状態やセルフケアレベルをアセスメントする、支持・承認する、人間関係やサポート状況をともに確認する、心理教育的アドバイスなどが抽出された。また、介入の効果としては、楽になる、安心する、自分の思いに気づく、自信を持つ、新たな目標や生き方を見出す、子どもへの気持ちや接し方が変化するなどが抽出された。得られた結果から、精神保健看護の介入は、産後の女性の精神健康をより高め、また女性のセルフケア能力を高める機能と効果を有するものと考えられた。3.次に、文献検討や先行研究から精神保健看護の介入を評価するための尺度を検討した上で、産後用セルフケア尺度と日本語版産後ソーシャルサポート尺度をあらたに開発することにした。2つの尺度について、専門家による内容妥当性の検討を行い、またパイロットスタディを実施して表面妥当性を検討し、尺度を修正した。これらの尺度については今後も調査を継続して信頼性と妥当性を検証する予定である。4.次に、介入研究の一部としてスクリーニング調査を実施し、産後の女性の精神健康状態について検討した。対象者は、産婦人科または小児科外来に1ヶ月健康診査のために訪れた女性755名である。主な結果;(1)EPDS得点が区分点(8/9点)以上だった者は127名(16.8%)だった。そのうち精神的な問題で治療を受けていると明記した者は4名のみであった、(2)EPDS得点と相関関係にあったのは出産経験と子どもの健康状態であった。以上から、精神面において十分なケア・サポートが受けられていない現状や、なかでも初産婦や子の健康に問題がある産後女性への精神的支援の必要性が示唆された。

報告書

(3件)
  • 2004 実績報告書   研究成果報告書概要
  • 2003 実績報告書
  • 研究成果

    (4件)

すべて 2005 2003 その他

すべて 雑誌論文 (3件) 文献書誌 (1件)

  • [雑誌論文] 産後のメンタルヘルスとサポートの現状2005

    • 著者名/発表者名
      玉木 敦子
    • 雑誌名

      第23回日本看護科学学会学術集会講演集

      ページ: 396-396

    • 関連する報告書
      2004 実績報告書
  • [雑誌論文] 産後のメンタルヘルスとサポートの現状2003

    • 著者名/発表者名
      玉木 敦子
    • 雑誌名

      第23回日本看護科学学会学術集会講演集

      ページ: 396-396

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      2004 研究成果報告書概要
  • [雑誌論文] The Mental Health Status and the Support of the Postpartum women2003

    • 著者名/発表者名
      Atsuko, Tamaki
    • 雑誌名

      Proceedings of the 23^<rd> Academic Conference Japan Academy of Nursing Science 396

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      2004 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] 玉木 敦子: "産後のメンタルヘルスとサポートの現状"第23回 日本看護科学学会学術集会 講演集. 396 (2003)

    • 関連する報告書
      2003 実績報告書

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公開日: 2003-04-01   更新日: 2016-04-21  

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