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独居する女性後期高齢者のサクセスフル・エイジングの日米比較

研究課題

研究課題/領域番号 15592351
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 地域・老年看護学
研究機関日本赤十字広島看護大学

研究代表者

谷井 康子  日本赤十字広島看護大学, 看護学部, 教授 (10236680)

研究分担者 飯村 富子  日本赤十字広島看護大学, 看護学部, 教授 (10389124)
堀 みゆき  日本赤十字広島看護大学, 看護学部, 助手 (20412356)
平賀 睦  日本赤十字広島看護大学, 看護学部, 助手 (40446068)
徳川 麻衣子  日本赤十字広島看護大学, 看護学部, 助手 (00389131)
安楽 和子  日本赤十字広島看護大学, 看護学部, 助手 (60341244)
岩切 桂子  日本赤十字広島看護大学, 看護学部, 助手 (00352055)
研究期間 (年度) 2003 – 2006
研究課題ステータス 完了 (2006年度)
配分額 *注記
2,600千円 (直接経費: 2,600千円)
2006年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
2005年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
2004年度: 200千円 (直接経費: 200千円)
2003年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
キーワード独居 / 女性後期高齢者 / サクセスフル・エイジング / 日米比較 / 後期高齢女性
研究概要

研究目的は、日米の独居する女性後期高齢者がどのように自律した生きかたをしているか、それらの支えとなっている要因を明らかにし、日米での相違の比較により、日本の高齢者の看護支援のための示唆を得ることであった。
成果:日米の独居する女性後期高齢者のサクセスフル・エイジング(高齢者が老いの変化に上手く適応し、生きる意味や独自の生き方を見出していくこと)について、
1.日米とも高齢者は自律した独居生活の継続を強く希望し、そのために独自のライフスタイルを自由に選択し維持していた。
2.独居生活に重要なのは健康と考え、健康管理のために規則的な生活や定期的検診・受診を積極的に行っていたが、米国では、予防的行動が多く、日本では受診回数が多く、受診行動が頻回であった。
3.活動面では、日本は公民館など地域の活動に参加しており、米国では教会を中心にボランティア活動への参加が活発で、また多くが車の運転をしており、行動範囲も広かった。
4.福祉サービスの利用は、日本では多くのものが体力に合わせ利用していたが、米国では親族や友人など相互支援が積極的に行われており、福祉サービスの利用は少なかった。
5.過去の出来事からの影響について、日本では被爆、敗戦体験があり、これらは壊滅状態から自らの力で乗り越えたという自信や誇りとなり、人生の苦難に立ち向かう原動力となっていた。米国ではキリスト教文化を基盤としたボランティア精神や自らの手で開拓したチャレンジ精神が活動の原動力となっていた。
6.老いや死について、日米とも自然なこと、人生の一部と捉えていた。米国ではキリスト教的信仰により、来世への希望が霊的な安寧をもたらしていた。日本では仏壇や墓参りに見られるように先祖との繋がりが強く「お迎え」への期待があった。
今後、日本の高齢者の予防的行動に重点をおいた指導的支援、個人の人生体験や価値観を尊重した支援のあり方の検討が必要である。

報告書

(5件)
  • 2006 実績報告書   研究成果報告書概要
  • 2005 実績報告書
  • 2004 実績報告書
  • 2003 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2004

すべて 雑誌論文 (1件)

  • [雑誌論文] 独居する後期高齢女性のサクセスフル・エイジングに関する要因2004

    • 著者名/発表者名
      谷井 康子
    • 雑誌名

      日本老年看護学会第9回学術集会 抄録集 9

      ページ: 115-115

    • 関連する報告書
      2004 実績報告書

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公開日: 2003-04-01   更新日: 2016-04-21  

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