研究課題/領域番号 |
15606010
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
科学高等教育
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研究機関 | 愛媛大学 |
研究代表者 |
田中 寿郎 愛媛大学, 工学部, 教授 (60171782)
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研究分担者 |
定岡 芳彦 愛媛大学, 工学部, 教授 (50036422)
白石 哲郎 愛媛大学, 工学部, 教授 (00108250)
平岡 耕一 愛媛大学, 工学部, 助教授 (00199043)
小林 千悟 愛媛大学, 工学部, 講師 (10304651)
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研究期間 (年度) |
2003 – 2004
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研究課題ステータス |
完了 (2004年度)
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配分額 *注記 |
2,300千円 (直接経費: 2,300千円)
2004年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
2003年度: 1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
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キーワード | 導入教育 / 幼児教育 / 達成度の評価 / 創造教育 / 学生実験 / ものづくり教育 |
研究概要 |
1.実験テーマの開発と指導法の研究 (1)実験テーマの開発 磁気共鳴に関する実験テーマの開発に着手した。実験装置は旧式の電子スピン共鳴装置を入手し、稼動するように整備継を行った。さらに、磁気共鳴装置を利用した実験テーマとして磁場を学生自ら発生させるコイルを作成し、その大きさや特徴を感覚で理解するための実験テーマを開発した。これらは平成17年度に試行し、平成18年度から実験テーマとして実施する予定である。 (2)指導法の研究 幼児教育での創造性を高めるための方法について調査した。その結果、幼児教育で注目されている方法として、イタリアのレッジョ・エミリア市での取組みが、今後検討する価値のある方法である事がわかった。これは、一人ひとりの幼児に生活経験を基にした自発的な創作活動と、親と指導者との連携による指導により、創造性を開発するものである。これを基に、大学教育における創造性開発法について、今後研究を進める。 2.評価法の研究 (1)昨年度の研究調査で、評価法について、幾つかの大学を調査した。その結果、統一的な評価法はいまだ存在せず、いずれの大学でも試行錯誤であり、十分な評価法の確立にいたっていないことがわかった。 (2)幼児教育の評価法としてポートフォリオを用いた評価法が近年注目されだした。工学教育の評価として、学生に4年間ポートフォリオを作らせ、毎年あるいは毎学期それを評価対象とすることも有効でると考える。 (3)学生実験において、ポートフォリオの作成について、準備のための試行を行った。 3.有効利用のためのカリキュラムの整合性 昨年度、卓越した技能者による講演会「匠の技」を実験科目と関連させて実施する試行を行った。その効果につい分析を行った結果、ものづくりという観点から、教育効果が高いことが明らかになったので、本年度は、カリキュラムに取り入れ実施した。
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