研究課題/領域番号 |
15633004
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 企画調査 |
研究分野 |
社会学
|
研究機関 | 大正大学 |
研究代表者 |
藤見 純子 大正大学, 人間学部, 教授 (60173457)
|
研究分担者 |
渡邊 秀樹 慶応義塾大学, 文学部, 教授 (30114721)
大久保 孝治 早稲田大学, 文学部, 教授 (00194100)
石原 邦雄 東京都立大学, 人文学部, 教授 (00106212)
松田 苑子 淑徳大学, 社会学部, 教授 (30100986)
西野 理子 東洋大学, 社会学部, 専任講師 (50257185)
|
研究期間 (年度) |
2003
|
研究課題ステータス |
完了 (2003年度)
|
配分額 *注記 |
2,800千円 (直接経費: 2,800千円)
2003年度: 2,800千円 (直接経費: 2,800千円)
|
キーワード | 家族 / 家族変動 / 出生コーホート / 全国確率標本 |
研究概要 |
本研究は、第2回全国家族調査(NFRJ03)の準備のための基礎研究である。第1回全国家族調査(NFRJ98)によって収集されたデータは、すでに多種多様な分析の対象となり、その結果は合計8冊の報告書、および単行本『現代家族の構造と変動』(2004年1月刊、東京大学出版会)において公表されている。しかしNFRJ03の実施準備を行っていく過程で、NFRJ98調査がその調査方法、質問項目、尺度や測度などの点で検討すべき問題を抱えていることが次第に明らかになってきた。NFRJ98データを最大限生かしつつ、今後定期的に実施しようとしている全国家族調査結果に連動させていくためには、第2回全国家族調査(NFRJ03)においてより信頼性・妥当性のある質問項目、尺度、測度を確保することが望まれた。 そこで本研究では、一方でNFRJ98データを海外で実施されている同様の調査(たとえばアメリカのNSFHやPSID、イギリスのBHPS、ドイツのGLHS、また東アジア諸国での諸調査)結果と比較可能なデータに構築し直した。この作業は、上記したように、より信頼性・妥当性のある質問項目、尺度、測度を得るためばかりでなく、近い将来、日本家族の各時点での実態とその変容の実相を海外諸国と比較するためにも至当と考えたからである。他方、NFRJ98データの再構築過程で入手しえた結果は、NFRJ03実施計画の見直しに反映された。 本研究で、より望ましい全国家族調査の方法、観察側面、測度や尺度などをある程度確かめることができたといえるが、2003年末にサンプリング、2004年2月に実施した第2回全国家族調査(NFRJ03)には、主として経費の面から、本研究の成果を十分生かすことはできなかった。しかし、海外諸調査結果との比較研究のための基盤をつくることができたと考える。
|