研究課題/領域番号 |
15636012
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 企画調査 |
研究分野 |
都市計画・建築計画
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
古阪 秀三 京都大学, 工学研究科, 助教授 (60109030)
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研究分担者 |
安藤 正雄 千葉大学, 工学部, 教授 (80110287)
嘉納 成男 早稲田大学, 理工学部, 教授 (60112992)
國島 正彦 東京大学, 新領域創成科学研究科, 教授 (00201468)
金多 隆 京都大学, 国際融合創造センター, 助教授 (10301243)
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研究期間 (年度) |
2003
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研究課題ステータス |
完了 (2003年度)
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配分額 *注記 |
3,500千円 (直接経費: 3,500千円)
2003年度: 3,500千円 (直接経費: 3,500千円)
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キーワード | 中国 / 韓国 / 建築生産 / プロウジェクトマネジメント / 国際比較 / 工事監理 / 管理技術 / 品質管理 |
研究概要 |
建設市場の国際化、建設プロジェクト関与者の国際的相互参入の進展に伴って、相互の差異と問題が顕在化しはじめ、その実態認識と相互調整が求められるようになった。このような状況下では、一方で欧米型プロジェクトマネジメント(PM)において意識的に採用されている、日本の中で無意識に行われてきた日本的PMのマネジメント手法を正確に理解し、その強みと弱みを冷静に見極める必要がある。さらに、その強みを有効に生かすしくみを構築し、また、弱みは欧米型モデルを援用しつつ改良することを考えることが、国際化の進む国内外の建設市場において競争力を確保するための2000年代のグローバルなPMにとって急務となっている。この企画調査では、日本的システムが多く採用され、しかも、欧米型PMとの相互調整が強く求められている中国、韓国を研究対象とし、数回のヒアリング調査ならびにアンケート調査による正確な状況把握、ならびに日本を加えた3カ国のPMの比較検討を通じて日本的PMの強みと弱みを明確にした。特に品質管理と工事監理については、法制度や組織編成を精緻に調査し、これまで明らかにされていない詳細な相互比較を初めて行った。さらに、これらの知見を将来あるべき日本的PMモデルに関する一考察とした。今回の企画調査では、今後比較対象国を東アジア数カ国に拡張する海外学術調査を意識しており、これらを着実に実施できるような環境条件を整えることも研究目的であった。研究を総括すると、今後の本格的調査の計画は策定できたため、研究目的が達せられたと考える。
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