研究課題/領域番号 |
15636027
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 企画調査 |
研究分野 |
原子力学
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研究機関 | 東京海洋大学 |
研究代表者 |
賞雅 寛而 東京海洋大学, 海洋工学部, 教授 (20134851)
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研究分担者 |
古谷 正裕 電力中央研究所, 狛江研究所, 主任研究員 (80371342)
友澤 秀征 京セミ(株), 光デバイス事業推進本部, マネージャー
岡本 孝司 東京大学, 大学院・工学研究科, 助教授 (80204030)
伊達 広行 北海道大学, 医学部, 教授 (10197600)
師岡 慎一 (株)東芝, 電力産業システム技術開発センター, グループ長・主任研究員
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研究期間 (年度) |
2003
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研究課題ステータス |
完了 (2003年度)
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配分額 *注記 |
3,400千円 (直接経費: 3,400千円)
2003年度: 3,400千円 (直接経費: 3,400千円)
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キーワード | 放射線 / 金属材料 / 熱流動 / 電気化学 / 放射線誘起表面活性 / メカニズム / 酸化金属皮膜 |
研究概要 |
本企画調査では、放射線、金属材料、熱流動、電気化学などが複合した全く新しい現象である放射線誘起表面活性の研究の方向性を確認するその一歩として、各専門研究者を集約した共同研究体制により、1)原子炉内放射線誘起熱伝達技術調査・分析、2)放射線誘起熱伝達メカニズム調査分析、3)放射線誘材料の調査・分析、4)宇宙環境における放射線誘起表面活性の調査・分析、5)放射線誘起腐食防止効果の技術調査・分析、及び6)放射線誘起電気特性調査・分析が行われ、文献1-12に示されるように、非常に大きな成果を得た。 その成果をもとに、本企画調査の主要な目的であった科学研究費補助金平成16年度発足『特定領域研究』申請「放射線誘起表面活性による機能創出技術の構築」がなされている。この特定領域研究の目的は、放射線・電磁波・材料・電気化学・腐食・伝熱流動・計測などの研究分野の研究者を有機的に結合する研究領域を設定することにより、放射線誘起活性現象のメカニズム解明及び最適化を行い、放射線誘起表面活性による新たな利用分野の創成特に非放射線環境における放射線規制値未満の微弱放射能による自励放射線誘起表面活性によって生成される機能、創出技術を構築することである。この特定領域研究の実施により、(1)発展段階の観点から見て成長期の初期段階にあり、学術研究における先導的又は基盤的意義を有する研究領域である放射線誘起表面活性の利用研究の急速な展開、及び(2)放射線誘起表面活性現象は多くの研究分野が関係しているために、この領域の研究の発展は互いの研究分野に新しい情報を提供し、各学術研究分野の水準向上・強化につながり、かつそれらの発展に大きく寄与すると、それぞれ考えられる。また放射線誘起表面活性技術をエネルギー環境技術として確立することにより、我が国が技術立国として今後も存在し、世界に貢献できる重要な手段が確立されると期待される。
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