研究課題/領域番号 |
15650005
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研究種目 |
萌芽研究
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
ソフトウエア
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研究機関 | 阪南大学 |
研究代表者 |
花川 典子 阪南大学, 経営情報学部, 助教授 (60351673)
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研究期間 (年度) |
2003 – 2005
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研究課題ステータス |
完了 (2005年度)
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配分額 *注記 |
3,300千円 (直接経費: 3,300千円)
2005年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
2004年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
2003年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
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キーワード | コミュニケーション / ソフトウェア信頼性成長モデル / Webベースシステム / プロジェクト管理 / 協調作業 / 仮想空間 / ソフトウェア品質 / プロジェクト成長モデル / Communication / Project capability / Virtual community / Project simulator / Natural language technique / Clustering algorithms / Project growth model / ソフトウェア / コミュニケーション誘発度 / プログラムインスタンス / オブジェクト指向 / コミュニケーション発生時間 |
研究概要 |
コミュニケーションとプロジェクト能力や進捗に関係があることを明らかにした昨年度の成果に基づき、今年度は仮想空間におけるコミュニケーションの効率について検証実験を行った。検証実験のために大学内に学生や教職員が利用できるWebベースのコミュニケーションシステムを構築し、主にプロジェクトシミュレータのプログラム開発の協調作業における仮想空間コミュニケーションの学生実験をおこなった。協調作業中のWebベースのシステム上でのコミュニケーションを自動収集するツールと解析するツールもあわせて開発し、作業における仮想空間コミュニケーションを計測した。その結果、コミュニケーションの発生件数の累積に関する新しい知見を得ることができた。従来、ソフトウェアの品質を計測するためのモデルであったソフトウェア信頼性成長モデルを、バグの件数の代わりにコミュニケーション件数を利用することで、プロジェクト成長モデルを構築できることがわかった。これは、従来のソフトウェア信頼性成長モデルの考え方と同様に、一定の条件を満たすプロジェクトでは一定のコミュニケーションが発生するはずであり、その発生推移には規則性があるという基本概念に基づく。検証実験で収集したプログラム開発中の仮想空間コミュニケーションログを利用してプロジェクト成長モデルを構築し、今後のコミュニケーション発生の推移予測と実際の計測結果を比較することにより、プロジェクト状態(通常状態、混乱状態など)を示唆することができた。検証実験でのプログラム開発作業により作成したソフトウェアの品質と比較した結果、示唆されたプロジェクト状態と相関があることが確認できた。さらに物理空間でのコミュニケーションは仮想空間のコミュニケーションと比較して、雑談などの無意味な会話が多く発生し、仮想空間のコミュニケーションを解析するほうがプロジェクト状況の把握に役立つことが分かった。
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