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P2Pコンピューティング環境における協調的情報探索のためのアクセス機構の研究

研究課題

研究課題/領域番号 15650011
研究種目

萌芽研究

配分区分補助金
研究分野 メディア情報学・データベース
研究機関筑波大学

研究代表者

北川 博之  筑波大学, 大学院・システム情報工学研究科, 教授 (00204876)

研究分担者 石川 佳治  筑波大学, 大学院・システム情報工学研究科, 助教授 (80263440)
研究期間 (年度) 2003 – 2004
研究課題ステータス 完了 (2004年度)
配分額 *注記
3,300千円 (直接経費: 3,300千円)
2004年度: 1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
2003年度: 1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
キーワードP2P / 情報検索 / シグネチャファイル / 分散ハッシュ表 / メタデータ / セキュリティ / P2Pネットワーク / 分散情報検索
研究概要

インターネット環境の急激な普及と通信バンド幅の拡大を受け,新たなネットワークコミュニケーションの形態としてP2Pコンピューティングが着目されている.P2Pにおける初期のファイル共有・探索アプリケーションでは,情報探索の効率はあまり考慮されておらず,リソースの大量消費やボトルネックの出現といった欠点が存在する.また,その後にP2P環境を想定して開発された探索手法はキー値の完全マッチといった単純な探索のみを対象としており,複雑なパターンや曖昧検索等が実現できていない.
本研究では,このような問題点の解決を図るため,複数ピアの協調動作に基づく効率的情報アクセス機構の開発と柔軟な探索機能を有する情報アクセス機構の実現方式の開発を目的として研究を推進した.本研究ではこれまでに,特定の索引サーバを想定しないピュアP2P環境における様々な特徴量に基づく分散オブジェクト検索を実現するための手法として,分散シグネチャを用いた方式を開発した.これは,従来情報検索で用いられてきたシグネチャファイルに基づく検索手法をP2P環境に応用したものであり,分散ハッシュ表によるオブジェクト検索を分散索引エントリの検索に応用したものである.また,P2Pコンピューティング環境での各ピア間の連携に必要となる,メタ情報の獲得・流通機構についても検討を行った.このための基礎的手法として,各サイトが内包する情報の抽出手法や異種情報サイトの連携による情報検索手法の研究開発を行った.
本年度は特に下記のような項目に関して研究を推進した.
1)昨年度開発した分散シグネチャの基づく探索手法の改良,拡張について検討を行った.
2)分散環境において情報源のもつコンテンツを特徴付けるためのメタデータ獲得手法について検討し,特にコンテンツの変化を抽出する手法の開発を行った.
3)Google Desktop等のローカルサーチエンジンをP2P技術を用いて連携させる方式について検討し,プロトタイプ実装を含めた研究を行った.
4)各ピアのセキュリティポリシーを考慮しつつ分散オブジェクト検索を実現するための手法を開発した.
5)P2Pシステム構築基盤であるJXTA2上におけるシグネチャを用いた分散オブジェクト検索の実現方式について検討を行った.
6)データグリッドと新たな情報源をメタレベルで統合する機構を開発した.

報告書

(2件)
  • 2004 実績報告書
  • 2003 実績報告書
  • 研究成果

    (14件)

すべて 2005 2004 その他

すべて 雑誌論文 (3件) 文献書誌 (11件)

  • [雑誌論文] Hidden Webサイトからの新規トピック文書の抽出2005

    • 著者名/発表者名
      毛利隆軌
    • 雑誌名

      情報処理学会論文誌 (印刷中)

    • 関連する報告書
      2004 実績報告書
  • [雑誌論文] A Distributed Algorithm for Outlier Detection in a Large Database2005

    • 著者名/発表者名
      Biplab Kumer Sarker
    • 雑誌名

      Proc. 4th International Workshop on Databases in Networked Information Systems (DNIS2005) (印刷中)

    • 関連する報告書
      2004 実績報告書
  • [雑誌論文] Extracting New Topic Contents from Hidden Web Sites2004

    • 著者名/発表者名
      Takanori Mouri
    • 雑誌名

      Proc. IEEE International Conference on Information Technology (ITCC2004)

      ページ: 314-319

    • 関連する報告書
      2004 実績報告書
  • [文献書誌] 松下亮: "P2P環境におけるシグネチャを用いたオブジェクト検索方式"情報処理学会論文誌:データベース. 44-SIG 12. 139-149 (2003)

    • 関連する報告書
      2003 実績報告書
  • [文献書誌] Said Mirza Pahlevi: "Taxonomy-based Context Conveyance for Web Search"Proc.10th International Conference on Cooperative Information Systems (CoopIS 2003). 536-553 (2003)

    • 関連する報告書
      2003 実績報告書
  • [文献書誌] Ryo Matsushita: "Feature-based Distributed Object Search Using Signatures in Peer-to-Peer Environments"Proc.19th Annual ACM Symposium on Applied Computing (SAC 2004). 1. 729-734 (2004)

    • 関連する報告書
      2003 実績報告書
  • [文献書誌] Takanori Mouri: "Extracting New Topic Contents from Hidden Web Sites"Proc.IEEE International Conference on Information Technology (ITCC 2004). (掲載予定). (2004)

    • 関連する報告書
      2003 実績報告書
  • [文献書誌] 毛利隆軌: "プロービングとクラスタリングによる新規トピック文書抽出"日本データベース学会Letters. 2-1. 76-80 (2003)

    • 関連する報告書
      2003 実績報告書
  • [文献書誌] 毛利隆軌: "プロービングとクラスタリングによる新規トピック文書抽出"日本データベース学会Letters. 2-1. 76-80 (2003)

    • 関連する報告書
      2003 実績報告書
  • [文献書誌] 松下亮: 情報処理学会研究報告. 2003-71. 429-436 (2003)

    • 関連する報告書
      2003 実績報告書
  • [文献書誌] 毛利隆軌: "プロービングとクラスタリングを用いた新規トピック文書抽出"情報処理学会研究報告. 2003-72. 133-140 (2003)

    • 関連する報告書
      2003 実績報告書
  • [文献書誌] 崔春花: "タキソノミーを用いたWeb統合検索処理の効率化"情報処理学会研究報告. 2003-72. 117-124 (2003)

    • 関連する報告書
      2003 実績報告書
  • [文献書誌] 松下 亮: "P2P環境におけるシグネチャを用いたオブジェクト検索機構の設計と実装"DEWS2004. Web出版. (2004)

    • 関連する報告書
      2003 実績報告書
  • [文献書誌] 毛利 隆軌: "Hidden Webサイトからの新規トピック文書抽出におけるプロービングの効率化"DEWS2004. Web出版. (2004)

    • 関連する報告書
      2003 実績報告書

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公開日: 2003-04-01   更新日: 2016-04-21  

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