研究課題/領域番号 |
15650035
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研究種目 |
萌芽研究
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
感性情報学・ソフトコンピューティング
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研究機関 | 筑波大学 |
研究代表者 |
李 昇姫 国立大学法人筑波大学, 大学院・人間総合科学研究科, 講師 (80259051)
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研究分担者 |
原田 昭 国立大学法人筑波大学, 大学院・人間総合科学研究科, 教授 (70114121)
岡崎 章 拓殖大学, 工学部, 助教授 (40244975)
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研究期間 (年度) |
2003 – 2004
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研究課題ステータス |
完了 (2004年度)
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配分額 *注記 |
3,300千円 (直接経費: 3,300千円)
2004年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
2003年度: 2,200千円 (直接経費: 2,200千円)
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キーワード | 触感インタラクション / Tangible Interaction / 感性情報処理 / 感性行動 / 感性情報メディア / 脳科学 |
研究概要 |
人間の情報処理における分かりやすさと感性的評価を行うために、昨年度は脳波測定を用いて、情報処理における触覚の重要な役割を確認した。その実験結果を基に、今年度は実際のデザイン作品として触感インタラクションの提案を行った。 情報機器の使い方は、過去インタフェースの研究によって改善されたかと思いきや、多くの情報機器は複雑さを増してきており、ユーザの幅がさらに狭くなってきている。感性的な情報処理とは、理屈や理論を伴わない、自然な反応と動きを導くものであり、これまでの情報機器のデザインは人間の感性的な情報処理は実現不可能であった。今回の研究として提案したデザインには、人間の自然な行動を記録(録画)し、その動きを基にデザインを設計し、機能を用いた。実例として、道案内のナビゲートシステムは2次元の画面、地図を利用するのが一般的であるが、人間の聴覚を生かした道探し能力を用いたインタラクションシステムを提案した。このアイデアは、日常の生活で音に集中する動作、つまり耳に手を当てる仕草を基に、これまで考えられなかった聴覚による道案内システムを実現したものである。偶然性と好奇心による発見を楽しむことから始まり、電子コンパスを用いて聴覚の機能を立体化し、より自然なインタラクションシステムが可能となった。 今回の研究によって、触感インタラクションを用いて情報機器を分かりやすくすると同時に、感性的な情報処理を実践的なデザインとして提案することが可能となった。これによって、情報機器に対するユーザの幅をより拡大し、分かりやすく自然な感性行動による操作が期待できるようになった。
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