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大脳皮質・視床間の特異的投射形成における遺伝子再構成産物の関与

研究課題

研究課題/領域番号 15650065
研究種目

萌芽研究

配分区分補助金
研究分野 神経解剖学・神経病理学
研究機関福井大学 (2004)
福井大学(医学部) (2003)

研究代表者

安藤 康一  福井大学, 医学部, 助手 (70334810)

研究分担者 佐藤 真  福井大学, 医学部, 教授 (10222019)
研究期間 (年度) 2003 – 2004
研究課題ステータス 完了 (2004年度)
配分額 *注記
3,300千円 (直接経費: 3,300千円)
2004年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
2003年度: 2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
キーワード大脳皮質 / 視床 / 投射形成 / 遺伝子再構成 / T細胞受容体
研究概要

大脳皮質視覚野にはカラム構造が存在する。齧歯類において一次視覚野の各カラムは外側膝状体の各層と対応し、トポグラフィーを保っている。近年の研究結果によれば、この外側膝状体と視覚野との関係は、神経活動に依存せず、胎生期より特異的な投射経路を選択して形成されることが示唆されている。この特異的な投射形成には多数の細胞表面分子が関わっている可能性があり、その場合には限られたゲノムから多様な分子を産生できるものでなければならない。研究代表者は、この膜表面分子の候補として、T細胞受容体を想定した。本研究の目的は、大脳皮質・視床間の選択的投射形式におけるT細胞受容体遺伝子産物の関与を検討することである。なお、この内容は冒険的であり、それゆえ萌芽研究として実施した。
大脳皮質におけるT細胞受容体の発現の検討
昨年の結果はいまだ予備実験のレベルであったため、昨年に引き続き、大脳皮質と視床でのT細胞受容体の発現をin situ hybridization法により再度検討した。T細胞受容体α鎖の定常領域をプロd-ブとして検討した結果、やはり大脳皮質深層に発現が認められた。しかしながら、PCR法では、得られる結果が安定せず、その発現については、明瞭な結果が得られなかった。本研究は、免疫形においてT細胞受容体と結合し、抗原認識に重要な役割を担うmajor histocompatible complex(MHC)が、発達期の大脳皮質視覚野に発現し、回路形成に重要であるとの報告をもとに計画したものであったが、MHCの結合相手の検索も含め、今後の方向を検討している。

報告書

(2件)
  • 2004 実績報告書
  • 2003 実績報告書

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公開日: 2003-04-01   更新日: 2016-04-21  

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