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RNAiを用いた遺伝子ノックアウト(ノックダウン)マウスの作製

研究課題

研究課題/領域番号 15650078
研究種目

萌芽研究

配分区分補助金
研究分野 実験動物学
研究機関大阪大学

研究代表者

岡部 勝  大阪大学, 遺伝情報実験センター, 教授 (30089875)

研究分担者 伊川 正人  大阪大学, 微生物病研究所, 助教授 (20304066)
研究期間 (年度) 2003 – 2004
研究課題ステータス 完了 (2004年度)
配分額 *注記
3,200千円 (直接経費: 3,200千円)
2004年度: 1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
2003年度: 1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
キーワードRNAi / トランスジェニックマウス / tRNAプロモータ / polIIIプロモータ / サイレンシング / GFP
研究概要

RNAi-TGの系はマウスだけでなくラットにおいても応用可能であることがすでに分かっている。そのためES細胞がないような動物種においても、RNAi-TGの系を使うことにより個体における遺伝子の機能解析ができる可能性が出てきた。しかしながら、これまでにsiRNAが発現しない個体が出現することやRNAi効果が加齢とともに減弱するといった問題点も分かっており、RNAi-TG法はまだ完成された方法ではない。そこでわれわれはこれらの原因として、プロモーターの不安定さや発現量の少なさを考え、培養細胞を用いた系ですでに有効性が証明されているtRNAプロモーターを用いてRNAi-TGマウスを作製し、マウス個体におけるRNAiをより詳細に解析することを目的に実験を行なった。tRNAプロモーターによるRNAiトランスジェニックマウスを作製し、ファウンダーマウス及びF1マウス個体においてRNAi効果を確認した。
その結果、(1)世代を経ることにより、RNAiトランスジーンを持っているにも関わらずsiRNAが発現しない個体が出現し、そのような個体においてRNAi効果は見られなくなることを確認した。(2)いったんsiRNAが発現しなくなった親からsiRNAの発現が回復した子供は得られなかった。(3)EGFPの発現が非常に強力なグリーンマウスにおいて、EGFPに対するRNAi効果は加齢とともに減弱することを確認した。(4)EGFPの発現がより低いLG-002マウスを用いるとEGFPに対する持続的なRNAi効果があることが確認された。

報告書

(2件)
  • 2004 実績報告書
  • 2003 実績報告書
  • 研究成果

    (6件)

すべて 2004 その他

すべて 雑誌論文 (1件) 図書 (2件) 文献書誌 (3件)

  • [雑誌論文] RNAiを用いた個体レベルの遺伝子ノックダウン2004

    • 著者名/発表者名
      蓮輪 英毅 ほか
    • 雑誌名

      医学のあゆみ 208(8)

      ページ: 664-668

    • 関連する報告書
      2004 実績報告書
  • [図書] Gene Silencing by RNA Interference2004

    • 著者名/発表者名
      H.Hasuwa et al.
    • 総ページ数
      375
    • 出版者
      CRC PRESS
    • 関連する報告書
      2004 実績報告書
  • [図書] MMETHODS IN MOLECULAR BIOLOGY Ribozymes and siRNA Protocols second edition2004

    • 著者名/発表者名
      H.Hasuwa et al.
    • 総ページ数
      623
    • 出版者
      HUMANA PRESS
    • 関連する報告書
      2004 実績報告書
  • [文献書誌] 蓮輪 英毅, 岡部 勝: "RNAiノックダウンマウスの作製"Medaical Science Digest. 29(11). 28-31 (2003)

    • 関連する報告書
      2003 実績報告書
  • [文献書誌] 蓮輪 英毅, 岡部 勝: "マウス個体におけるRNAi"遺伝子医学. 7(3). 59-64 (2003)

    • 関連する報告書
      2003 実績報告書
  • [文献書誌] 蓮輪 英毅, 岡部 勝: "RNAi実験プポロトコール"羊土社. 184 (2003)

    • 関連する報告書
      2003 実績報告書

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公開日: 2003-04-01   更新日: 2016-04-21  

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