研究課題/領域番号 |
15650106
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研究種目 |
萌芽研究
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
医用システム
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研究機関 | 自治医科大学 |
研究代表者 |
谷口 信行 自治医科大学, 医学部, 助教授 (10245053)
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研究期間 (年度) |
2003 – 2004
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研究課題ステータス |
完了 (2004年度)
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配分額 *注記 |
1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
2004年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
2003年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
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キーワード | 超音波診断 / ネットワーク / LAN / 超音波検査 / サーバー |
研究概要 |
個々の検査室、病棟、外来など、部署ごとに設置されてきた超音波装置を中央部門に一括化すれば、設置スペースの節約と同時に毎年のごとく行われる超音波装置の改良につぶさに対応できるシステムを構築することが可能となる。 本研究は、その基礎的検討のために、現状の超音波装置の演算部分を別途サーバとして中央に設置し、LANのネットワーク上に設置された入力端末、出力端末に探触子とモニタ部分のみを各々接続する。探触子でえられた信号はLANで中央のサーバに送られ、そこで演算処理後画像化したものを、再度LANを通じて各部屋のモニタに送るシステムを構築した。具体的には、信号を取り出せるように改良した超音波装置、データを受け処理する中央演算部PC、そのPCから信号を受け画像表示する別のPCで、3者をネットワーク(1000base)で結んだ。超音波のRF信号はその量が大きいため、そのままではネットワーク上でやり取りすることは困難である。そこで、超音波装置によりlineごとの画像データに変換処理した後のものを用いた。また、中央演算部PCで処理したデータは、もとの超音波装置のモニタに表示するかわりに、現行の装置の画像と画質を検討するため、別途のPCに出力することで検討を行った。データは1本のlineを512に細分し、パケットの信号として中央演算部に送った。パケットの信号は、frameごとにつけられたタグにより画像ごとに画像構成が行われ、BMPの画像に変換し表示用PCに送られる。本システムでは、連続的に走査信号を送ることにより、超音波装置で48枚表示されたものが演算部では30-47枚の表示が可能であった。問題点として、超音波のRF信号は信号が大きすぎるため、画像信号に変換後のものしか扱えない点であり、より速い通信速度の開発が必要である。
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