研究課題/領域番号 |
15650118
|
研究種目 |
萌芽研究
|
配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
リハビリテーション科学・福祉工学
|
研究機関 | 藤田保健衛生大学 |
研究代表者 |
園田 茂 藤田保健衛生大学, 医学部, 教授 (10197022)
|
研究分担者 |
鈴木 美保 藤田保健衛生大学, 医学部, 助手 (20308886)
才藤 栄一 藤田保健衛生大学, 医学部, 教授 (50162186)
花村 美穂 藤田保健衛生大学, 医学部, 助手 (20329709)
|
研究期間 (年度) |
2003 – 2004
|
研究課題ステータス |
完了 (2004年度)
|
配分額 *注記 |
2,300千円 (直接経費: 2,300千円)
2004年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
2003年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
|
キーワード | リハビリテーション / ADL / 訓練環境 / 脳卒中 / 平均在院日数 |
研究概要 |
藤田保健衛生大学七栗サナトリウムにおいて、脳卒中患者を対象とするFull-time integrated treatment (FIT) programを施行した。FIT programは、週7日訓練、一日中の活動的生活、密なコミュニケーションを軸とする訓練法である。 当院回復期リハビリテーション病棟に2001.4.1から2004.11.30までに入退院し,診断の大分類が脳卒中であった1237名においては、入退院時FIM運動項目が平均47.4点、63.6点であり、平均在院日数70.5日で除したFIM運動項目効率が0.230であった。脳幹病変、両側障害や、再発などによる途中中断・転院を除き、リハを一通り行ったテント上脳卒中636名で集計すると、入退院時FIM運動項目が平均50.6点、69.3点であり、平均在院日数が67.4日、FIM運動項目効率が0.286であった。 FIT programの中での病棟環境の影響を検討するために、廊下を挟んで病室と訓練室が向かい合う病棟でのenriched-FIT program(236名)と主訓練室は病棟外にあるordinary-FIT program(46名)、旧来の週5日訓練(52名、平成12年まで)とを比較した。FIM運動項目合計利得は順に24.2,20.8,20.3であった。平均在院日数は順に74.9日、75.9日、92.2日であった。Enriched-FIT programとordinary-FIT programの差はFIM運動項目合計利得に現れており、これが訓練室と病棟の一体型の環境効果と考えられた。
|