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ストライド走法の発現は大腿直筋の活動抑制によるのでは

研究課題

研究課題/領域番号 15650134
研究種目

萌芽研究

配分区分補助金
研究分野 スポーツ科学
研究機関順天堂大学

研究代表者

形本 静夫  順天堂大学, スポーツ健康科学部, 教授 (50053343)

研究分担者 佐久間 和彦  順天堂大学, スポーツ健康科学部, 助教授 (90138363)
研究期間 (年度) 2003 – 2004
研究課題ステータス 完了 (2004年度)
配分額 *注記
2,800千円 (直接経費: 2,800千円)
2004年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
2003年度: 1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
キーワードランニング / 大腿部二関節筋 / 筋電図 / ストライド / トレーニング
研究概要

陸上競技中・長距離選手を対象に、ストライドの伸長を意図したトレーニングがランニング時の大腿部単関節筋(外側広筋)および二関節筋(大腿直筋)の筋活動に及ぼす影響を検討した。
大学中・長距離選手20名に、角度0度、速度毎分150、230および310mのトレッドミルランニングを行わせた。このとき、表面電極法を用いて、筋電図を左側の外側広筋、大腿直筋および大腿二頭筋長頭より時定数0.03秒にて導出し、これをA/D変換してパーソナルコンピューター波形解析装置システムに導き分析した。同時に、歩調解析のため左右のかかとおよびつま先部の足圧変化を記録した。この後、走行速度毎分310m時のストライド(m/身長(m)をもとに、被験者を通常のトレーニングに週に3日ストライドの伸長を意図したドリル(40m跳躍走×5/日)を加えて行う実験群(n=12)と、通常トレーニングだけを行う対照群(n=8)に分けた。トレーニングは2週間にわたって実施した。実験終了後、被験者は実験前と同様にして筋電図および足圧変化の記録を受けた。
実験後、対照群の各走行速度におけるストライドおよび大腿直筋の筋放電量には、有意な変化は観察されなかった。一方、実験群の各走行速度におけるストライドはトレーニングによって増加する傾向を示し、特に310m/分における増加は統計的にも有意であった(P<0.05)。これに対し、走行速度310m/分における大腿直筋の単位距離あたりの放電量(μVsec/m)はトレーニングによって減少する傾向を示したもののその変化は統計的には有意ではなく、ドリル実施に伴うストライド伸長を大腿直筋の筋活動の変化から説明することはできなかった。しかし、大腿直筋の筋活動量はドリル実施によって減少する傾向にあったことから、さらに被験者数を増やした研究が必要であると考えられた。

報告書

(2件)
  • 2004 実績報告書
  • 2003 実績報告書

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公開日: 2003-04-01   更新日: 2016-04-21  

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