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初動負荷トレーニング理論を応用した連鎖反射ストレッチングの研究

研究課題

研究課題/領域番号 15650137
研究種目

萌芽研究

配分区分補助金
研究分野 スポーツ科学
研究機関早稲田大学

研究代表者

鈴木 秀次  早稲田大学, 人間科学学術院, 教授 (40137964)

研究期間 (年度) 2003 – 2004
研究課題ステータス 完了 (2004年度)
配分額 *注記
3,300千円 (直接経費: 3,300千円)
2004年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
2003年度: 2,500千円 (直接経費: 2,500千円)
キーワード初動負荷トレーニング / パワー発揮 / 神経筋制御 / EMG活動 / キネマティクス / ラットプルダウン動作 / 健康体操
研究概要

我々は小山裕史が開発した初動負荷トレーニング動作の特徴を解明するために、ラットプルダウン動作を用いて検討した。初動負荷トレーニングにおける動作は、動作の切り換えしが素早く、短時間で最大パワーの発揮が可能であることが明らかとなった(平成15年度)。そこで平成16年度は、本動作の特徴である「かわし動作」(伸展-屈曲で動作が切り換わるときにひねりを加える動作)について筋活動とキネマティクスをしらべ、検討した。動作はラットプルダウンを用いた。筋活動は、僧帽筋、広背筋、大胸筋、上腕二頭筋、上腕三頭筋から記録し、解析した。その結果、かわし動作を行うことによって、伸筋から屈筋へと動作が切り換わる時に回旋筋群が協力筋として位相のタイミングをずらしながら活動することが明らかとなった。すなわち、これらの活動は伸筋と屈筋だけで賄う筋張力を分担することとなり、主動筋への負担を軽減する機能ともなっていた。「かわし動作」は体幹筋から末端部へ力を合目的的に伝達させ、負荷を持ち上げるのを助け、動作をストレス無く起こさせるように働くことが示唆された。本成果は、国際電気生理運動学会で発表し、アメリカスポーツ医学会で発表する。論文としては、バイオメカニクス研究9巻1号で報告した(印刷中)。
本初動負荷トレーニングは、関節への外乱に対する抵抗力と筋の柔軟性を高め、怪我の予防と健康の維持増進につながる。この特徴を活かし、マシンなしでも効果が可能な連鎖反射ストレッチング体操を考案した。現在のところ42種類の体操を考案、実践し、映像化した。この成果の一部はホームページ(http://www.f.waseda.jp/shujiwhs/index-j.htm)に開示した。

報告書

(2件)
  • 2004 実績報告書
  • 2003 実績報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて 2005 2004

すべて 雑誌論文 (3件)

  • [雑誌論文] 初動負荷トレーニング動作のバイオメカニクスと神経筋制御2005

    • 著者名/発表者名
      鈴木秀次, 藤森健, 吉田雅司, 小山裕史
    • 雑誌名

      バイオメカニクス研究 9巻1号(印刷中)

    • 関連する報告書
      2004 実績報告書
  • [雑誌論文] Scapular Kinematics and Activity of the Lat Pull-down with a Dodge Movement2005

    • 著者名/発表者名
      Koyama Y, Kobayashi H, Suzuki S
    • 雑誌名

      Medicine & Science in Sport & Exercise (in press)

    • 関連する報告書
      2004 実績報告書
  • [雑誌論文] Synergistic Muscle Activation an Optimal Power Output in at Pulldown Exercise2004

    • 著者名/発表者名
      Yoshida M Fujimori T, Koyama Y, Suzuki S
    • 雑誌名

      Proceedings of the Fifteenth Congress of the International Society of Electrophysiology and Kinesiology

      ページ: 136-136

    • 関連する報告書
      2004 実績報告書

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公開日: 2003-04-01   更新日: 2016-04-21  

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