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ダンス・セラピーによる心身の健康の改善に関する総合的研究

研究課題

研究課題/領域番号 15650147
研究種目

萌芽研究

配分区分補助金
研究分野 応用健康科学
研究機関福山市立女子短期大学

研究代表者

高橋 実  福山市立女子短期大学, 保育科, 助教授 (90300417)

研究分担者 小海 節海  福山市立女子短期大学, 生活学科, 教授 (70149764)
藤脇 千洋  福山市立女子短期大学, 保育科, 教授 (00087941)
平沼 博将  福山市立女子短期大学, 保育科, 講師 (70333268)
上田 順子  福山市立女子短期大学, 生活学科, 講師 (70351955)
研究期間 (年度) 2003 – 2005
研究課題ステータス 完了 (2005年度)
配分額 *注記
3,200千円 (直接経費: 3,200千円)
2005年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
2004年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
2003年度: 1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
キーワード芙二式ダンスセラピー / 身体イメージ / 自覚症状 / ストレス / リラックス / 仲間との交流 / 脈拍 / 血圧 / ダンスセラピー / 身体感覚 / 子育て支援 / 健康観 / 呼吸 / 子育て観
研究概要

7月に短期大学保育科の学生約100人に対し、90分のダンスセラピーを実施し、その前後の血圧、脈拍、身体イメージアンケート、ストレスの自覚症状アンケート、身体、精神状態、仲間との交流に対する気づきの記入を依頼した。そして、9月には、子育て中の母親に対してガイダンスの後3回のダンスセラピーを実施し、今年度からは、保育ボランティアによる別の場所での保育を行い、母親の身体が十分ほぐれた後に最後の後半のみに親子のセッションをおこなった。その際、研究分担者、藤脇教授によるピアノの即興演奏によるBGMをいれて実施した。
すべてのダンスセラピーのセッションの前後で、血圧、脈拍、七夕の歌をブレスなしで歌っての持続フレーズ、発声時間を測定した。
その結果、血圧については、学生のセッションのみで、セッション後に有意な低下がみられ、脈拍については、学生でも母親グループでも有意な低下がみられた。また身体イメージの調査では、芙二式ダンスセラピーの実施することで「評価性」「活動性」「快活性」という三つの尺度で身体イメージに変化(改善)が見られた。特に「活動性」については、静的で落ち着く方向に身体イメージが変化した。また自覚症状においても有意な軽減がみられた。
また母親グループの歌の持続時間については、セッション後に伸びる方向で傾向差が、発声時間については、5%水準で有意に伸長することが見いだされた。気づき記入においては、両グループとも「身体が軽い感じ」「頭がすっきりした」「やる気がおきた」「気分的に明るくなった」「相手を感じることで1つになれた」など多様な効果が記述された。
芙二式ダンスセラピーは、生理学的にも精神的にも、交流関係においても静的で落ち着き、気分が前向きになり、他者との一体感が得られるという効果がみられることが実証された。

報告書

(3件)
  • 2005 実績報告書
  • 2004 実績報告書
  • 2003 実績報告書

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公開日: 2003-04-01   更新日: 2016-04-21  

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