研究課題/領域番号 |
15650172
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研究種目 |
萌芽研究
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
教育工学
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研究機関 | 茨城大学 |
研究代表者 |
鈴木 栄幸 茨城大学, 人文学部, 助教授 (20323199)
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研究分担者 |
加藤 浩 メディア教育開発センター, 研究開発部, 助教授 (80332146)
舟生 日田男 (舟生 日出男) 広島大学, 大学院・工学研究科, 助教授 (20344830)
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研究期間 (年度) |
2003 – 2005
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研究課題ステータス |
完了 (2005年度)
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配分額 *注記 |
3,100千円 (直接経費: 3,100千円)
2005年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
2004年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
2003年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
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キーワード | 電子掲示板 / 議論支援 / CSCL / 相互行為 / 相互行為論 / 書き込み負荷 |
研究概要 |
本研究では、電子掲示板を利用した知識共有活動を促進するために二つの問題に取り組んだ。(1)電子掲示板上のコミュニケーションへ参加することへの抵抗感の除去、(2)オンラインだけで交流する参加者に対するコミュニティ意識(参加意識)の付与。このために電子掲示板における質問バケツリレー方式に注目し、当該方式の効果検証をプロトタイプの開発をおこなった。 今年度は、前年度完成した、携帯電話対応版の電子掲示板システムの実践評価を大学生を被験者としておこなった。大学の授業におけるプロジェクト型授業と連動し、メンバーの間の情報交換を質問バケツリレー方式を取り入れた電子掲示板を利用しておこない、・一定の効果を得た。この実践をとおして、本研究で開発した方式の問題点、改善点も明らかとなった。まず、大規模人数の活動をおこなった場合に、バケツリレー状況が錯綜して把握できなくなる問題点、携帯電話対応の電子掲示板において、その有効視野の狭さから、議論の流れや分岐が追えなくなってしまう点も問題であった。これらの問題を解決するために、今後、バケツリレー状況を一望的に示すための視覚化機能と、議論の流れを要約提示する機能の必要性が示唆された。今後の課題である。 今年度は、得られた成果を国内論文誌や国際学会において発表した。同分野の研究者に、本方式のメリットについてアピールできた。 本研究をとおして、電子掲示板によるコミュニティ形成支援の問題と方略について知見を得ることができた。これらの知見を活かして、ネットワーク上の協同学習支援の方式についてさらに考えていく予定である。
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