研究概要 |
以下の3点の検討を行った。 (1)実験的検討:Webを使った情報検索や学習におけるメタ認知的な活動の重要性について検討した.Webを使用した様々な活動においても,他の問題解決や学習と同じようにメタ認知的な活動が有効なのかを実験心理学的な手法を用いて検証した. (2)システム開発:上記より明らかになった認知科学的な知見に基づいた利用者自身のスキルの改善や向上を目指した支援システムの開発を行った.学習科学の領域において注目されているリフレクションや自己説明といったメタ認知的な活動を促進するシステムの開発および評価を行った. (3)授業実践:上記の支援システムを中核とした教育支援環境の構築と教育効果の検証を行った.本システム開発した支援システムを実際の教育場面でどのように利用するのか,システムの効果を引き出すような教育環境をデザインし,授業実践を通してその効果について検討した.
|