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哺乳類のゲノムインプリンティングの起源

研究課題

研究課題/領域番号 15651083
研究種目

萌芽研究

配分区分補助金
研究分野 基礎ゲノム科学
研究機関東海大学

研究代表者

石野 知子 (金児 知子)  東海大学, 健康科学部, 教授 (20221757)

研究分担者 石野 史敏  東京医科歯科大学, 難治疾患研究所, 教授 (60159754)
研究期間 (年度) 2003 – 2004
研究課題ステータス 完了 (2004年度)
配分額 *注記
3,900千円 (直接経費: 3,900千円)
2004年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
2003年度: 2,800千円 (直接経費: 2,800千円)
キーワードゲノムインプリンティング / インプリンティング遺伝子 / 片親性発現 / 哺乳類 / 有袋類 / 胎盤 / MEG1 / GRB10 / SGCE / 片親性遺伝子発現 / 新胎盤仮説
研究概要

平成16年度に続き、オーストラリアに生息する有袋類の一種であるtammar wallaby(ワラビー)のゲノムインプリンティング遺伝子の探索を行った。用いたcDNAライブラリーは、共同研究者のメルボルン大学・M.Renfree教授から供与を受けたtammar wallabyの胎児サンプルから作製したものである。平成15年度のPEG1/MEST,IGF2に続き、真獣類ではインプリンティング遺伝子であるMEG1/GRB10,SGCE遺伝子の解析を行ったところ、両遺伝子とも両親性発現を示し、有袋類ではインプリンティングがかかっていないことが明らかになった。当該研究の結果から真獣類と有袋類に共通するインプリンティング遺伝子の数は真獣類ほど多くない可能性がでてきた。
これまで真獣類の相同遺伝子のスクリーニングには、マウスと相同性の高い部位を用いたPCRやマウスのcDNAをプローブにして行ってきたが、昨年12月末に南アメリカに生息する有袋類、オポッサムのゲノムプロジェクトから一部のDNA配列が報告された。この配列を参考にするとワラビーの相同遺伝子が確実に分離できるようになったため、当初の計画であった真獣類における10カ所以上のインプリンティング領域に相同するワラビーのゲノム領域の解析が可能となった。今後は有袋類と真獣類におけるゲノムインプリンティングの共通性を領域単位からゲノムワイドに広げ、この2つの哺乳類のグループ内でのゲノムインプリンティングの制御方式において、その分子機構の共通性や違いを明らかにしていく。

報告書

(2件)
  • 2004 実績報告書
  • 2003 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2005

すべて 雑誌論文 (1件)

  • [雑誌論文] Genomic imprinting of IGF2,P57^<KIP2> and Peg1/MEST in a marsupial, the tammar wallaby.2005

    • 著者名/発表者名
      Syunsuke Suzuki, et al.
    • 雑誌名

      Mechanisms of Developmentl 122(2)

      ページ: 213-222

    • 関連する報告書
      2004 実績報告書

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公開日: 2003-04-01   更新日: 2016-04-21  

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