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小学校・中学校教育における身体性の統一した名称を探るための全国調査

研究課題

研究課題/領域番号 15651107
研究種目

萌芽研究

配分区分補助金
研究分野 ジェンダー
研究機関宮崎大学

研究代表者

篠原 久枝  宮崎大学, 教育文化学部, 助教授 (40178885)

研究分担者 藤井 良宜  宮崎大学, 教育文化学部, 助教授 (10218985)
武方 壮一  宮崎大学, 大学教育研究企画センター, 助教授 (10188170)
研究期間 (年度) 2003 – 2004
研究課題ステータス 完了 (2004年度)
配分額 *注記
3,700千円 (直接経費: 3,700千円)
2004年度: 2,600千円 (直接経費: 2,600千円)
2003年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
キーワード身体性 / 性器名称 / アンケート調査 / 発達段階 / 第2回アジア性教育学術交流会 / 台湾 / 質問紙調査 / Web調査 / オーストラリア
研究概要

(1)アンケート調査の実施
小学校、中学校における身体性の統一した名称を探るために、2004年度は幼稚園から中学校の保護者(関東、中国、九州地区)、小学生(関東、中国,九州地区)、中学生(九州地区)、高校生(関東、九州地区)、大学生(関東、近畿、中国、四国、九州地区)を対象にアンケート調査を実施した。調査に先立ち、2003年度の小学校教科書検定により今までの小学校保健の教科書で多く採用されていた「ペニス」「ワギナ」が文部科学省の学術用語集に準拠していないとの理由で、「陰茎」「膣」になったとの情報を得た。発達段階に相応しい名称として、男性名称は保護者回答では就学前〜小学校中学年で「おちんちん」、小学校高学年以上で「ペニス」が多くなっていたが、中学生回答では、小学生では「おちんちん」、中学生では「ペニス」が多くなっていた。女性名称については、保護者回答では就学前、小学校低学年で「おまんまん」「おまた」が多く、小学校中学年以上では「ワギナ」「膣」が多くなっていた。中学生回答では小学生、中学生ともに「大切なところ」「性器」が多くなっていた。
自由記述として「名称1つで恥ずかしさを持つか、大切に思うか変わるので、自分の身体に責任をもてきちんと向き合える外性器やプライベートゾーンが良い」などの意見が見られた。
(2)第2回アジア性教育学術交流会参加(2004年8月20日〜25日、台湾高雄市)
日本、台湾、中国、香港、マレーシア、アメリカ、オーストラリアから約300名の参加があり、性教育の実践プログラムのみならず、「性と医療」「日本におけるDV加害者プログラム」などの幅広い知見を得ることが出来た。特に台湾の発表では、「政府による2つの性教育実践モデル」(エネルギー分布モデルと濾過器モデル)、「SAR(Sexual Attitude Restructuring)の応用」、「全年齢における全方位科学的性教育の概念」などの新しい試みが紹介された。

報告書

(2件)
  • 2004 実績報告書
  • 2003 実績報告書

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公開日: 2003-04-01   更新日: 2016-04-21  

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