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『哲学の貧困』マルクス自用本デジタル化とCD-ROM版新MEGA編集要項の策定

研究課題

研究課題/領域番号 15652006
研究種目

萌芽研究

配分区分補助金
研究分野 思想史
研究機関東北大学

研究代表者

大村 泉  東北大学, 大学院・経済学研究科, 教授 (50137395)

研究分担者 窪 俊一  東北大学, 大学院・経済学研究科, 助教授 (50161659)
研究期間 (年度) 2003 – 2004
研究課題ステータス 完了 (2004年度)
配分額 *注記
3,200千円 (直接経費: 3,200千円)
2004年度: 1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
2003年度: 1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
キーワードマルクス / エンゲルス / 哲学の貧困 / 著者書き入れ / ウーティーヌ夫人宛『哲学の貧困』献辞本 / エンゲルス貴重書 / デジタル・マルクス / BBAW / MEGA^2 / 『哲学の貧困』 / 画像デジタル化
研究概要

本研究の目的は,ベルリン=ブランデンブルク科学アカデミー(以下BBAW),および中央編訳局・北京と協力して,東北大学附属図書館所蔵の『哲学の貧困』マルクス自用本書込のデジタル化・データベース化をはかり,新MEGA第IV部マルクス/エンゲルス旧蔵書欄外書込巻の編集方針を明確にすることにある。
具体的には,1.マルクス自用本全ページの画像データを作成する。2.マルクスの書込の解読原稿を完成し本文画像に埋め込む方式を確立する。埋め込むデータには,ウーティーヌ夫人宛献辞本の書込を含める。3.さらにその後の刊本(エンゲルス編集)における書込利用の実態を埋め込む。4.従来の書込再現方式と新方式を比較し,後者の卓越さを具体的かつ詳細に解明する。5.新MEGA第IV部マルクス/エンゲルス旧蔵書欄外書込を収録するCD-ROM版新MEGAの編集要項を確定する。以上5課題を達成することである。
研究計画完成年度にあたる本年度は、昨年度に引き続き、これら諸課題の達成、すなわち課題1-3についてはその点検と補完を、課題4,5についてはその解明、確定に取り組み、諸課題全体の完結=研究成果の公表・普及に取り組んだ。
こうして、本研究成果の核心部分が東北大学附属図書館および大学院経済学研究科のホームページから検索閲覧可能となる一方、この間、大村はイタリア・ナポリで開催された国際会議に招聘され、成果の公表に取り組み参加者の大きな関心を呼んだ(この報告は次年度イタリアで公表される)。また窪をファーストオーサーとする研究論文がドイツの学術専門誌で公表された。日本国内では、経済学史学会2004年度全国大会(於北星大学、2004年5月)で報告した。

報告書

(2件)
  • 2004 実績報告書
  • 2003 実績報告書
  • 研究成果

    (4件)

すべて 2004 その他

すべて 雑誌論文 (1件) 文献書誌 (3件)

  • [雑誌論文] Digital-Apparat zur Einsicht bedeutender Schriften von Marx und Engels2004

    • 著者名/発表者名
      Shunichi Kubo, Izumi Omura, Seijiro Kubo
    • 雑誌名

      Beitrage zur Marx-Engels-Forschung. Neue Folge 2004

      ページ: 231-240

    • 関連する報告書
      2004 実績報告書
  • [文献書誌] 大村泉, 窪俊一: "IT時代のマルクス研究:哲学の貧困 マルクス手沢本デジタル化の試み"経済(新日本出版社). 92号. 113-123 (2003)

    • 関連する報告書
      2003 実績報告書
  • [文献書誌] 大村泉, 窪俊一, 久保誠二郎: "東北大学附属図書館所蔵マルクス/エンゲルス貴重書閲覧システムについて"木這子(東北大学附属図書館). 第28号第2号. 1-13 (2003)

    • 関連する報告書
      2003 実績報告書
  • [文献書誌] 大村泉: "エンゲルス版『資本論』第2部第2篇脚注32に対応するマルクス草稿の解読文をめぐるMEGA編集者間の論争について"マルクス・エンゲルス・マルクス主義研究(日本マルクス・エンゲルス研究者の会). 第41号. 55-68 (2003)

    • 関連する報告書
      2003 実績報告書

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公開日: 2003-04-01   更新日: 2016-04-21  

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