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日本留学試験における記述問題の実施方法と分析観点に関する実証的研究-記述問題の問題形式・量及び評価基準の適性さについて-

研究課題

研究課題/領域番号 15652032
研究種目

萌芽研究

配分区分補助金
研究分野 日本語教育
研究機関名古屋大学

研究代表者

村上 京子  名古屋大学, 留学生センター, 教授 (00210005)

研究期間 (年度) 2003 – 2004
研究課題ステータス 完了 (2004年度)
配分額 *注記
1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
2004年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
2003年度: 400千円 (直接経費: 400千円)
キーワード日本留学試験 / 記述問題 / 妥当性 / 信頼性 / 試験の波及効果 / 評価基準 / 論理的な文章 / 学部留学生
研究概要

日本留学試験のうち「記述問題」に焦点を当て、その妥当性・信頼性に関する実証的研究を行なった。
前年度に引き続き採点トレーニングを受けた4名の評価者によって、記述問題の答案や模擬試験の解答作文などを評価した結果から、採点基準の見直しを提案した。この採点基準に関しては、より幅広い学習者データを対象にするために、日本語学校に在籍する日本語学習者や日本人大学生なども対象に調査を行い、その妥当性や信頼性を検討した。
さらに、記述問題が現在採用している実施方式についても、課題・量・時間などの面から検討を行った。まず、同じ日本語学習者が書いた意見文と説明文を比較し、その間にはかなり大きな変動があり、現在記述試験で採用している「意見文を書く」課題だけでは、大学における日本語運用能力を測ることは困難であり、また受験者が試験準備として行う作文の練習から考えてもより広い文の種類を課す必要のあることを指摘した。また、意見文2つの中から1つの課題を選ぶ方式が信頼性を低めていることもわかった。
また、記述問題の得点が聴解や読解などほかの日本語の試験の得点とあまり高い相関を持っていないことから、記述問題で測られているものはどのような側面であるかを分析するとともに、受験者にcan-do-statements調査を行い、自己評価との関係も調べた。
4名の研究協力者とともに、2年間にわたり月に2〜3回の研究会を行い、その研究成果を論文等に発表すると同時に、研究成果報告書にまとめた。

報告書

(2件)
  • 2004 実績報告書
  • 2003 実績報告書
  • 研究成果

    (11件)

すべて 2005 2004 2003 その他

すべて 雑誌論文 (6件) 文献書誌 (5件)

  • [雑誌論文] 作文評価における文の種類の影響-意見文と説明文の比較-2005

    • 著者名/発表者名
      村上京子
    • 雑誌名

      「日本留学試験における記述問題の実施方法と分析観点に関する実証的研究」科学研究費補助金萌芽研究研究成果報告書

      ページ: 17-25

    • 関連する報告書
      2004 実績報告書
  • [雑誌論文] 日本留学試験「記述問題」が測っているもの2005

    • 著者名/発表者名
      村上京子
    • 雑誌名

      「日本留学試験における記述問題の実施方法と分析観点に関する実証的研究」科学研究費補助金萌芽研究研究成果報告書

      ページ: 93-102

    • 関連する報告書
      2004 実績報告書
  • [雑誌論文] 作文の評価手順が評価に及ぼす影響について2004

    • 著者名/発表者名
      三谷閑子, 村上京子, 小室輝代
    • 雑誌名

      言葉と文化 5

      ページ: 1-16

    • 関連する報告書
      2004 実績報告書
  • [雑誌論文] 日本留学試験「記述問題」の評価基準の提案とその信頼性2004

    • 著者名/発表者名
      小室輝代, 三谷閑子, 村上京子
    • 雑誌名

      言葉と文化 5

      ページ: 55-70

    • NAID

      120000974851

    • 関連する報告書
      2004 実績報告書
  • [雑誌論文] 学部留学生の大学生活における日本語運用上の困難と課題2003

    • 著者名/発表者名
      村上京子
    • 雑誌名

      名古屋大学留学生センター紀要 創刊号

      ページ: 5-15

    • NAID

      40006819200

    • 関連する報告書
      2004 実績報告書
  • [雑誌論文] 日本留学試験「記述問題」における採点基準の見直し2003

    • 著者名/発表者名
      村上京子, 小室輝代, 三谷閑子
    • 雑誌名

      名古屋大学日本語・日本文化論集 11

      ページ: 107-124

    • NAID

      40006783092

    • 関連する報告書
      2004 実績報告書
  • [文献書誌] 村上京子: "学部留学生の大学生活における日本語運用上の困難と課題"名古屋大学留学生センター紀要. 創刊号. 5-15 (2003)

    • 関連する報告書
      2003 実績報告書
  • [文献書誌] 村上京子: "大学教育と日本留学試験(1) -学部留学生の大学生活における日本語運用上の困難-"日本留学試験とアカデミック・ジャパニーズ. 47-62 (2003)

    • 関連する報告書
      2003 実績報告書
  • [文献書誌] 三谷閑子, 村上京子, 小室輝代: "作文の評価手順が評価に及ぼす影響について"言葉と文化. 5. 1-16 (2004)

    • 関連する報告書
      2003 実績報告書
  • [文献書誌] 小室輝代, 三谷閑子, 村上京子: "日本留学試験「記述問題」の評価基準の提案とその信頼性"言葉と文化. 2. 55-70 (2004)

    • 関連する報告書
      2003 実績報告書
  • [文献書誌] 村上京子, 小室輝代, 三谷閑子: "日本留学試験「記述問題」における採点基準の見直し"名古屋大学日本語・日本文化論集. 11(校正中). (2004)

    • 関連する報告書
      2003 実績報告書

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公開日: 2003-04-01   更新日: 2016-04-21  

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