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脳科学的観点からみた子どもの発達段階と学校カリキュラムの妥当性に関する基礎的研究

研究課題

研究課題/領域番号 15653061
研究種目

萌芽研究

配分区分補助金
研究分野 教育学
研究機関早稲田大学

研究代表者

安彦 忠彦  早稲田大学, 教育・総合科学学術院, 教授 (30027966)

研究期間 (年度) 2003 – 2004
研究課題ステータス 完了 (2004年度)
配分額 *注記
1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
2004年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
2003年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
キーワード脳科学 / カリキュラム / 発達 / 発達段階 / カリキュラム開発 / 前頭前野 / 教科 / 総合的学習 / 大脳
研究概要

本研究は、脳科学研究の寄与を学校のカリキュラムづくりとの関係に見て、子どもの心身の発達段階の脳科学的解明と、その成果による学校カリキュラムの妥当性の吟味を、教育学の観点から試みたものである。
筆者はそのために、日本とアメリカの主要な脳科学者の著作の分析と本人へのインタヴュー調査を行い、これまでの日本の小中学校のカリキュラムが、子どもの発達段階との関連で、どの程度妥当であるのかについて検討した。その際、筆者の「子どもの興味の中心の移行による発達段階論Shifting Interest-Center Theory(SICT)」を手がかりとした。
その結果、日本では、脳科学者として、津本忠治(阪大)、澤口俊之(北大)、川島隆太(東北大)、小泉英明(日立基礎研)、多賀隆太郎(東大)、ヘンシュ貴雄(理研)の各氏、外国では、アメリカのH.Gardner(Harvard U.),K.Fischer(Harvard U.),T.Foster(Univ.of Florida),ドイツのVall der Meer(Humboldt U)に直接インタヴューすることができ、とくにGardner教授からはSICT理論について、「興味」というよりも「要求」というべきではないか、との示唆を得た。現在はSICT理論ではなく、needも加えてSINCT理論として、より妥当な理論にすることができた。全体として、脳科学者からは、子どもの発達段階が複線的重層的であること、臨界期・感受期を考慮すべきこと、外部からは人間による直接刺激が重要であることなど、貴重な示唆を得たが、多くはまだ教育学の知見を科学的に解明するレベルにとどまっており、とくに新しい情報はない。しかし、これらにより小学校から高校までのカリキュラムの全体構造を一部修正して明確化できた。

報告書

(2件)
  • 2004 実績報告書
  • 2003 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて 2005 その他

すべて 雑誌論文 (1件) 文献書誌 (1件)

  • [雑誌論文] 脳科学的観点から見たカリキュラム開発2005

    • 著者名/発表者名
      安彦忠彦
    • 雑誌名

      早稲田大学大学院教育学研究科紀要 第15巻

      ページ: 1-18

    • NAID

      40006980899

    • 関連する報告書
      2004 実績報告書
  • [文献書誌] 安彦 忠彦: "6-3制から4・2-3制へ"早稲田大学大学院教育学研究科紀要. 第14号(予定). 1-21 (2004)

    • 関連する報告書
      2003 実績報告書

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公開日: 2003-04-01   更新日: 2016-04-21  

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