研究課題/領域番号 |
15653076
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研究種目 |
萌芽研究
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
教科教育学
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研究機関 | 愛媛大学 |
研究代表者 |
三浦 和尚 愛媛大学, 教育学部, 教授 (40239174)
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研究分担者 |
国宗 進 静岡大学, 教育学部, 教授 (50214979)
碇 寛 静岡大学, 教育学部, 教授 (00135229)
丹沢 哲郎 静岡大学, 教育学部, 教授 (60272142)
加藤 寿朗 島根大学, 教育学部, 助教授 (30274301)
梅津 正美 鳴門教育大学, 学校教育学部, 助教授 (60284329)
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研究期間 (年度) |
2003 – 2005
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研究課題ステータス |
完了 (2005年度)
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配分額 *注記 |
3,100千円 (直接経費: 3,100千円)
2005年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
2004年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
2003年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
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キーワード | 教員養成カリキュラム / 小学校教員養成 / 教科に関する科目 / 教科専門と教科教育 |
研究概要 |
本研究は、教員養成カリキュラムにおける「教科に関する科目」の在り方について、そのカリキュラムフレームワークの構築という視点から考察しようとしたものである。 本研究では、まず「教科に関する科目」の実践の現状について、研究に参加する複数の大学の現状を中心に分析するとともに、教員経験3年目の現職教員に対して、大学のカリキュラムで何を学ぶべきであったかのインタビュー調査を行った。また、諸外国の小学校教員養成における「教科専門科目」の位置づけと実際について、アメリカ合衆国へ2名の分担者を派遣し、教員養成カリキュラムに関する資料収集と関係者へのインタビューを行い、その在り方について考察してきた。 本年度は、それらの分析・考察をもとに、目的である「小学校教科のカリキュラムフレームワーク」について、「1.教科専門の内容を先行させて扱いながら,教科の内容(教科書の学習内容)に接近する」「2.最初に教科の内容を押さえてから,そこから教科専門に接近する」という二つのアプローチによって、3-5時間の教育内容のユニットを作り、それらを組み合わせて「教科に関する科目(2単位)」を構成することを提案し、その具体を例示した。 二つのアプローチはいずれも、学習指導要領の内容あるいは教科書の内容を前提とし、それらの内容を、教科専門の立場から深め、つないでいこうとするものである。簡単に言えば、小学校の授業内容を前提に、その内容を深めることで、「学問研究の深さの体得」「学問研究の方法の獲得」「学問研究に向かう姿勢の育成」を追及していこうとするものであると言ってもよい。
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