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湖底地震計の開発とカルデラ湖における観測実験

研究課題

研究課題/領域番号 15654060
研究種目

萌芽研究

配分区分補助金
研究分野 固体地球惑星物理学
研究機関北海道大学

研究代表者

西村 裕一  北海道大学, 大学院・理学研究科, 助手 (20208226)

研究分担者 島村 英紀  北海道大学, 大学院・理学研究科, 教授 (10011636)
高波 鐵夫  北海道大学, 大学院・理学研究科, 助教授 (60002177)
村井 芳夫  北海道大学, 大学院・理学研究科, 助手 (40301931)
知北 和久  北海道大学, 大学院・理学研究科, 助教授 (70142685)
研究期間 (年度) 2003 – 2004
研究課題ステータス 完了 (2004年度)
配分額 *注記
2,900千円 (直接経費: 2,900千円)
2004年度: 1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
2003年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
キーワード湖底地震計 / データロガー / 海底地震計
研究概要

前年度から今年度にかけて,水中という過酷な観測条件でも十分に使用でき,かつ測定機器や得られたデータの取り扱いが容易な湖底地震観測システムの構築を目指した.富士山の山頂での観測に使用された白山工業株式会社製のデータロガーMS7000を,センサーである地震計とともにガラス球に入れて密封する方式が最もよさそうであるとの結論に達した.最大の課題であった,ガラス球を介しての外部との通信や時計の校正については,いくつかの関係業者とともに検討し,ガラス球の内と外をモデムおよびイーサケーブルで繋ぐ方針でシステムを構築した.また,内蔵する電池もこのケーブルを介して充電する方式も可能とした.この設計図を元に,6ピンのケーブル4本がガラス球から外に出て来て,それぞれがモールドされている形で,ガラス球を加工して制作した.しかしながら,今年度は最終年度であるため機器開発を終え観測実験を開始する予定であったものの,紀伊半島沖地震津波(2004年9月5日)やスマトラ島沖地震津波(2004年12月26日)が発生し,研究代表者は緊急に結成された津波の調査チームに加わり,現地調査やデータ解析に従事することになった.緊急を要するこれらの不測の事態のため,機器の製作や観測実験の計画は大きく遅れてしまい,年度内完了が困難となり,結局は研究廃止申請を提出して終了することとした.開発がほぼ終わっている機器であるので,次年度以降,何らかの形で実験観測を行い,さらには実際の観測にも役立てるようにしたいと考えている.

報告書

(2件)
  • 2004 実績報告書
  • 2003 実績報告書

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公開日: 2003-04-01   更新日: 2016-04-21  

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