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キラル界面を用いたバナナ型液晶アキラル分子の選択的分掌

研究課題

研究課題/領域番号 15655046
研究種目

萌芽研究

配分区分補助金
研究分野 機能物質化学
研究機関東京工業大学

研究代表者

竹添 秀男  東京工業大学, 大学院・理工学研究科, 教授 (10108194)

研究期間 (年度) 2003
研究課題ステータス 完了 (2003年度)
配分額 *注記
3,600千円 (直接経費: 3,600千円)
2003年度: 3,600千円 (直接経費: 3,600千円)
キーワードバナナ形液晶 / キラル配向膜 / 自然分掌 / ポリイミド / 顕微鏡観察 / 円偏光二色性
研究概要

バナナ形液晶はアキラル分子でありながら、液晶相で2つのキラルドメインに自然分掌することが知られている。少量のキラル分子をドープすることによって、キラルドメインサイズに偏りを持たせることができる。本研究ではキラル分子をドープせずに、キラル界面によって2つのキラルドメインのバランスを崩すことを試みた。用いた配向膜はキラル側鎖を有するポリイミドである。配向膜をスピンキャストした基板を用いてセルを作製し、バナナ形液晶を導入した。そのセルを等方相から徐冷したところ、配向膜の付いていないガラス、側鎖のないポリイミドと比較し、キラル側鎖を持つ配向膜では明らかに(1)得られるドメインサイズが大きい、(2)2つのキラルドメインに偏りが見られる、ことがわかった。顕微鏡観察、円偏光二色性による評価の結果、2つのキラルドメインは55:45に分かれていることが分かった。今後は配向膜の化学構造を検討し、液晶分子との相互作用の大きい側鎖を設計、合成することにより、さらに偏りを大きくすることが課題である。

報告書

(1件)
  • 2003 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 竹添秀男: "バナナ形液晶における極性とキラリティ"機能材料. 24. 30-40 (2004)

    • 関連する報告書
      2003 実績報告書

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公開日: 2003-04-01   更新日: 2016-04-21  

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