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鉄筋コンクリート造建物の耐震性能評価法の検討(鳥取県西部地震および平成13年芸予地震における被災建物を対象として)

研究課題

研究課題/領域番号 15656132
研究種目

萌芽研究

配分区分補助金
研究分野 建築構造・材料
研究機関広島大学

研究代表者

荒木 秀夫  広島大学, 大学院・工学研究科, 助教授 (40159497)

研究分担者 菅野 俊介  広島大学, 大学院・工学研究科, 教授 (10325144)
山本 春行  広島大学, 大学院・国際協力研究科, 助教授 (60158293)
佐藤 立美  広島工業大学, 工学部, 教授 (00087975)
福原 安洋  呉工業高等専門学校, 建築学科, 教授 (10043811)
稲田 祐二 (稲田 裕司)  米子工業高等専門学校, 建築学科, 助教授 (00249830)
研究期間 (年度) 2003 – 2004
研究課題ステータス 完了 (2004年度)
配分額 *注記
3,300千円 (直接経費: 3,300千円)
2004年度: 1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
2003年度: 1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
キーワード防災 / 地震被害 / 鉄筋コンクリート造建物 / 耐震性評価 / 強震観測 / 建物危険度 / 地盤振動 / 応答解析
研究概要

近年相次いで発生した地震において,多くの強振動記録が得られ,数箇所では高レベルの加速度も観測されたにもかかわらず,建物被害はそれほど大きくない。また,被害累計においても同程度の震度を想定する地震被害想定調査報告の結果とも大きくかけ離れたものといわざるを得ない。地盤の振動性状が稠密な観測体制によって次第に明らかになりつつある現状で,建物が受けたであろう地震入力に基づいた耐震性能評価を行なうとともに,これまで得られた数少ない建物の応答観測データを検証し,現行の耐震性評価法の問題点を抽出することは来るべき地震による建物被害の軽減に向け,防災対策として急務であると考えられる。また,今後の耐震性能評価技術の発展には十分であると言い難い建物強震応答観測体制の整備は不可欠の課題である。そこで,本研究は対象建物を防災拠点となる鉄筋コンクリート造建物に絞り,平成12年の鳥取県西部地震と平成13年芸予地震における被害建物,無被害建物の応答性状を地盤振動に基づき,より詳細に分析し,耐震診断法や解析的計算法などの耐震性評価法の問題点を抽出すること,および建物の強震観測点を増やし,地震動入力によって建物が弾性状態から損傷してゆく時刻歴応答データを公開可能な研究資料として蓄積することを目的とする。その目的の達成に向けて以下の項目を実施した。
1.都市エリアを対象とした高精度の建物危険度確率算定手法の提示を目指し,呉市を対象として文教鉄筋コンクリート造建物の耐震診断結果と芸予地震における建物被害との関連性を検討した。
2.呉工業高等専門学校および米子工業高等専門学校に強震記録計を設置し,複数の地震応答観測記録を得た。
3.現行の耐震性能評価法検証の一環として,被災建物のコンクリート強度および部材のせん断破壊による水平耐力低下を考慮した非線形応答解析を行い,実被害との相関性を検証した。

報告書

(2件)
  • 2004 実績報告書
  • 2003 実績報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて 2005 その他

すべて 雑誌論文 (1件) 文献書誌 (2件)

  • [雑誌論文] RC造文教施設における地震観測記録2005

    • 著者名/発表者名
      荒木 秀夫
    • 雑誌名

      日本建築学会中国支部研究報告集 28

      ページ: 4-4

    • 関連する報告書
      2004 実績報告書
  • [文献書誌] 三嶋 敬輔: "呉地域におけるRC造学校建物の耐震性能"日本建築学会中国支部研究報告集. 第27巻. 389-392 (2004)

    • 関連する報告書
      2003 実績報告書
  • [文献書誌] 片谷 陽子: "せん断破壊を考慮した2001年芸予地震における被災RC造学校建物の非線形解析"日本建築学会中国支部研究報告集. 第27巻. 393-396 (2004)

    • 関連する報告書
      2003 実績報告書

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公開日: 2003-04-01   更新日: 2016-04-21  

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