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世界遺産運営プログラムにみられる都市経営マネジメントの戦略的研究

研究課題

研究課題/領域番号 15656140
研究種目

萌芽研究

配分区分補助金
研究分野 都市計画・建築計画
研究機関筑波大学

研究代表者

上北 恭史  筑波大学, 大学院・人間総合科学研究科, 講師 (00232736)

研究期間 (年度) 2003 – 2004
研究課題ステータス 完了 (2004年度)
配分額 *注記
2,500千円 (直接経費: 2,500千円)
2004年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
2003年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
キーワード世界遺産 / バッファーゾーン / 遺産マネジメント / 文化庁 / 世界遺産推薦書 / 白川郷 / バッファゾーン / 遺産マネージメント / 文化遺産 / 伝統的建造物群
研究概要

この研究の目的は、都市・集落レベルの遺産を保全するための学的根拠となる方法と、その文化的意義を裏づけする展望を融合し、世界遺産に登録された文化財を中心に、社会的に還元するためのマネジメント(デザインプロデュース手法を含む)方法論を整理、構築することである。
日本の文化庁の報告が多く掲載される「月間文化財」から世界遺産申請に関わる記事を整理し、かつ関係書学会論文に掲載された世界遺産申請に関わる論文整理を通して、日本における世界遺産研究の概要を把握した。
次に、文化庁において日本の世界遺産推薦書の原本を通して、文化財保護法で登録されている遺産を世界遺産のガイドラインに沿った保存、マネジメントの方法を整理した。日本で登録されている世界遺産は、ノミネートとその周辺の緩衝地域であるバッファーゾーンに分かれて、世界遺産保存計画として申請されていることが共通の登録方法になっている。また文化財として登録されているすべての物件は、文化財保護法を中心に、複数の法律によって遺産保護が図られている。それぞれの物件においてかけられている法律は異なり、当然所轄担当部署も異なる。
調査を行った白川郷においては岐阜県大野郡白川村と富山県砺波群平村と上平村の3つの行政に分かれ、遺産保護に関してはそれぞれの教育委員会が担当している。これらの物件のノミネートエリアは、伝統的建造物群の保存指定を行い、合掌造りの民家および周辺の水路等を保存対象にしている。このエリアは伝統的建造物群保存指定によって指定している範囲をさしている。また農地法、農振法によってノミネートエリアの農地の保護規制がされている。周辺地域のバッファーゾーンに関しては村全域を対象にしており、村の「環境の確保に関する条例」で規制している。このように世界遺産の保護計画に関しては様々な法律を運用しており、従来の文化財保護の考え方を大きく広げた手法が適応されている。

報告書

(2件)
  • 2004 実績報告書
  • 2003 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2005

すべて 雑誌論文 (1件)

  • [雑誌論文] 日本の世界文化遺産に関わる保護の状況-世界遺産申請書を通して2005

    • 著者名/発表者名
      上北恭史
    • 雑誌名

      芸術研究報、筑波大学芸術学系研究報告 43・24

    • 関連する報告書
      2004 実績報告書

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公開日: 2003-04-01   更新日: 2016-04-21  

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