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キメラオリゴヌクレオチドを用いたイネにおける遺伝子ターゲッティング法の開発

研究課題

研究課題/領域番号 15658001
研究種目

萌芽研究

配分区分補助金
研究分野 育種学
研究機関東北大学

研究代表者

鳥山 欽哉  東北大学, 大学院・農学研究科, 助教授 (20183882)

研究期間 (年度) 2003 – 2004
研究課題ステータス 完了 (2004年度)
配分額 *注記
3,200千円 (直接経費: 3,200千円)
2004年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
2003年度: 1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
キーワードキメラオリゴヌクレオチド / 遺伝子ターゲッティング / イネ / アセト乳酸合成酵素 / 一塩基置換 / 除草剤耐性
研究概要

キメラRNA/DNAオリゴヌクレオチドは、RNAとDNAからなる合成オリゴヌクレオチドであり、ゲノム中の標的遺伝子を部位特異的に1塩基置換する方法が哺乳類において開発されている。我々は、キメラRNA/DNAオリゴヌクレオチドを胚盤由来の2倍体カルスにパーティクルガンで導入することにより、標的塩基に1塩基置換を起こすことがイネにおいて可能であることを明らかにした。
塩基置換を起こす頻度を調査した結果、胚盤由来のカルスの場合、導入細胞あたり3.3x10-5であった。
コケなどの半数性植物では相同組み換えを起こしやすいことが知られているので、葯培養由来のカルスを用いて、半数性細胞と2倍体細胞において塩基置換を起こす頻度を比較した。その結果、葯培養由来のカルスはおよそ60%が半数性であること。葯培養由来のカルスは胚盤由来のカルスに比べ塩基置換の頻度は10倍高いが、自然突然変異の頻度も高くアルビノが多いこと。半数性の細胞と2倍体の細胞で塩基置換の頻度に差が見られないことがわかった。
通常のco-transformationでは選抜マーカーと非選抜マーカーの両方の遺伝子が導入される確率はおよそ50%である。同様に、2種類、あるいは3種類のキメラRNA/DNAオリゴヌクレオチドを混合して導入した場合、2カ所同時に塩基置換が可能かどうか検討した。しかし、2箇所で同時に塩基置換したものは得られなかった。
この技術を実用化するためには、2箇所の異なる遺伝子に同時に塩基置換を誘導する条件検討する必要がある。

報告書

(2件)
  • 2004 実績報告書
  • 2003 実績報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて 2005 2004 その他

すべて 雑誌論文 (2件) 文献書誌 (1件)

  • [雑誌論文] Producing rice plants with a site-specific base change in the acetolactate synthase gene by chimeraplast-directed gene targeting.2005

    • 著者名/発表者名
      Okuzaki A, Toriyama K
    • 雑誌名

      Proceeding of World Rice Research Conference 2004 (印刷中)

    • 関連する報告書
      2004 実績報告書
  • [雑誌論文] Chimeric RNA/DNA oligonucleotide-directed gene targeting in rice2004

    • 著者名/発表者名
      Okuzaki A, Toriyama K
    • 雑誌名

      Plant Cell Report 22

      ページ: 509-512

    • 関連する報告書
      2004 実績報告書
  • [文献書誌] Okuzaki A, Toriyama K: "Chimeric RNA/DNA oligonucleotide-directed gene targeting in rice"Plant Cell Report. 22. 509-512 (2004)

    • 関連する報告書
      2003 実績報告書

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公開日: 2003-04-01   更新日: 2016-04-21  

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