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内生プロピレンの植物界における分布とその生理・生態的機能の解明

研究課題

研究課題/領域番号 15658007
研究種目

萌芽研究

配分区分補助金
研究分野 作物学・雑草学
研究機関名城大学 (2004)
東京大学 (2003)

研究代表者

坂 齊  名城大学, 農学部, 教授 (30292791)

研究分担者 阿部 淳  東京大学, 大学院・農学生命科学研究科, 助手 (60221727)
峯 洋子  東京大学, 大学院・農学生命科学研究科, 助手 (70282704)
研究期間 (年度) 2003 – 2004
研究課題ステータス 完了 (2004年度)
配分額 *注記
3,200千円 (直接経費: 3,200千円)
2004年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
2003年度: 2,200千円 (直接経費: 2,200千円)
キーワードプロピレン / ハルジオン / セイタカアワダチソウ / 光感受性 / オーキシン感受性
研究概要

キク科植物の中で、少なくともヒメジオン属、コニザ属(ヒメジオン属に極めて近い)およびアキノキリンソウ属のいくつかの種にプロピレン生成が認められた。しかし本調査では、これら以外の20余の科を始め、キク科の10余の属・種には認められなかった。主にヒメジオン属植物葉をもちいて、プロピレン生成の光環境応答を調べたところ、明条件下で生成が促進され,暗条件下では顕著に抑えられた。このことはエチレン生成が暗条件下で促進されるのとは全く逆の現象で、フィールド条件下における成長・分化とその制御を考えるとき示唆的である。とはいえ、この内生プロピレンが、その際にどのような機能を発揮しているかは不明である。また、このプロピレン生合成系の前駆物質が何であるか興味深いが、この点も明らかには出来なかった。
今後ともさらに多くの科・属・種でのプロピレン生成の有無を調査し、内生プロピレンの存在とその機能の解析を行うと共に、プロピレンの存在から見たヒメジオン属などの植物の位置づけを経常的に行っていきたい。本年度は、その一環としてヒメジオン属植物の我が国への導入源である米国での生態に関する文献調査を行った。米国ではほぼ全州にわたって分布し、特にオレゴン州、ワシントン州、コロラド州などでは、各数十種(亜種も含む)が分布している状況で、これについても、次年度以降、経常研究としてオレゴン州立大研究者と連携して米国での現地調査・検討に取り組み、日米での生理生態特性も明らかにしていきたい。最終的には、環境保全に資するあるいは農業分野に利用可能なプロピレンの役割に関する知見を得たい。

報告書

(2件)
  • 2004 実績報告書
  • 2003 実績報告書

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公開日: 2003-04-01   更新日: 2016-04-21  

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